今回のモラハラエピソードは、まだ結婚する前の話です。
モラハラエピソードを色々と思い出していたら、急にこの話が浮かんできました。
モラハラ夫のモラハラは、結婚して、妊娠して、出産して、と、私が逃げるのが難しくなる度に悪化していきました。
結婚前にも、あれ?って思うことはあったのですが、その小さな疑問の種がゆくゆく離婚まで育つとは当時は思っていなかったのです。
今回は、「度胸がない」とお説教された話です。
度胸がないと責めてくる
もっと度胸があった方がいいとお説教
私は交際中、常々「もっと度胸があった方がいいよ」とモラハラ夫から言われていました。
言わんとしていることは理解できる。
なんでもチャレンジして、引っ込み思案にならないで、積極的になった方がいい。
でも、求められるハードルが高すぎて、「それは無理」と返事していました。
当時の私は自分に自信がなさすぎて、何をするにもビクビクしていました。
(自信喪失の原因はモラハラです)
「もっと○○した方がいい」
「そんなんじゃダメだ」
「もっとポジティブに」
「どんぐり子ちゃんの為に言ってるんだよ」
等々。
私は目立たない人間なのですが、それじゃダメだと言ってくる。
当時から、私の容姿や性格を自分好みに矯正しようとしていて、今でいうデートDVというやつなのですが、デートDVという言葉も知らず、モラハラの手口である被害者に罪悪感を植え付けるやり方で私は「嫌だけど、嫌って思う私が悪いのかな?」と悩んだりしていました。
容姿や性格を支配されるって、普通に考えて苦痛ですよね。
見た目にあれこれ言われていたエピソードはこちらです⇩
www.akanedonguri.com
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私のために、あれこれ口を出していたそうです。
もっと可愛くなるために。
「どんぐり子ちゃんの為に言ってるんだよ」といい、断ると、善意を受け入れない私が悪者扱い。
引っ込み思案な性格は治した方がいいと思っていたけど、あれこれ押し付けられる理想像が私のなりたい理想とは違っていて、アドバイスされても受け入れられない。
「度胸がない」と責められる度に、人格否定されているようで(実際に人格否定だったのですが)心が苦しくなっていく。
責められるのは、お偉い先生の講習を受ける機会があったのに、誰より先に手を挙げて質問をしなかったことや、そもそも性格が内向的であることです。
もっと一歩踏み出せばいいのにって、その言葉だけを切り取ったなら最もらしいことを言っているけど、それが出来ないくらいモラハラの被害を受け自信喪失状態だったのです。
人通りの多い駅前で大声を出すよう指示
ある日、度胸がないことをまたお説教され、口論になりました。
その時に言われた言葉。
「例えばさ、今から○○駅に行って駅前で大声で本を音読してきてって言われて出来るの?」
「度胸があるんだったら出来るはず」
「まぁどんぐり子ちゃんには出来ないんだろうね」
「やれって言われたらやらなくちゃ」
「周りに注目されることにも慣れなきゃいけない」
「やれば度胸がつくんじゃない」
「出来ないようじゃダメだよ」
等々。
指定された駅は、とてつもなく人が多い駅。
当然私は「出来ないんじゃなくて、やりたくない」と答えました。
やっていいという特別な許可があるわけではなく、勝手に駅で好き放題なんて出来ない。
当時を思い出していると、迷惑系ユーチューバーという言葉が頭に浮かんできました(笑)
結婚前だからこその反応
バカにしたように嘲笑い、見下すような質問。
内容がまるでブラック企業の研修みたい。
それ、なんの意味があるの??
普通に警察のお世話になるよね??
周りの人の迷惑だよね??
人に迷惑をかけて警察呼ばれることが度胸があることになるの?
違うよね??
そう怒って訴えれば、この時はまだ結婚前。
結婚後ならブチ切れて物に八つ当たりしたり無視が始まったりしただろうけど、結婚前はまだ大人しかったんです。
「まぁ……、そう言われたらそうか……」
「まぁな~警察か……、確かに……」
と、一応、自分の意見がおかしかったと認めたのです。
そう言って、私が駅前で大声を出すことはなかったのです。
この時にブチ切れて暴れていたなら、「もうこんな人とやっていけない」と思っただろうに、一応大人しくなったので。「説明すれば伝わる」と思い込んでしまっていました。
結婚して妊娠して出産してと、イベントの度に悪化していくモラハラですが、まだこの時は小さな種だったのです。