モラハラ夫のモラハラエピソードも100を迎えました。
まだまだエピソードはあるので、200はいくんじゃないかなと思っています(^^)
今回は、私の性格について、ポジティブを強要された話です。
ポジティブの強要
今回のエピソードは、結婚前の話です。
モラハラエピソードを色々思い出すうちに、結婚前のことも思い出してきました。
当時、「どんぐり子ちゃんの為を思っていってるんだよ?」と、私の性格をネガティブからポジティブに変えるよう強要されていました。
それは結婚した後も続きました。
そんなに私の性格を変えたいなら、自分の理想の性格の子と結婚すればよかったのに。
自分が支配しやすそうな人間を捕まえて、自分好みに洗脳していくのがモラハラ夫のやり方だったのです。
ネガティブはダメだと落ち込むことを許さない
さて、私の性格はポジティブではありませんが、特別ネガティブということでもありません。
いつでも明るく元気よく!どんな時も笑顔を忘れず!キラキラした存在になるぞ☆
っていうキャラクターではないのです。
でもモラハラ夫は、ポジティブを強要してきました。
私が傷付いたり落ち込んだりしていたら、いつも言われる決め台詞が、
「ポジティブに行こうぜ!!」です。
傷付いている時間も、落ち込んでいる時間も、悩んでいる時間も勿体ない!!
時間は有限なんだから、どうせ同じ時間を過ごすのならポジティブに!!
そう言われても、私には無理なのです。
嫌なことがあったら、ちゃんと落ち込みたい。
全部スルーして無視して気にしないで臭い物に蓋をするやり方が自分には合わない。
ちゃんと自分の中に落とし込んでから、次のことを考えたかったのです。
(あれから10年以上経っている今は、多少考えも変わってきて、一つ一つを真剣に受け止めるには時間がないので、適当に振り分けるようにはなりましたが)
モラハラ夫には私の考え方は時間の無駄に見えていたようで、「そんなんじゃダメだよ」とよく言われていました。
嫌なことが起きた時の対処の仕方
嫌なことが起きたら、私はとことん考えたり落ち込んだりした後に、自分の好きなことをして気持ちを発散させていました。
でも、それをせずにいきなり全て忘れてパーっと遊ぶぜ!!っていうのが無理なのです。
デートに誘われても「ちょっと今日は考え事したいから」って断るのもダメだったのだろう。
「もっとポジティブにいこうよ!」
「気にすることないじゃん!」
「忘れた方がいいよ!」
そう言って強引にデートに誘われていたけど、確かに気にする必要ないよね、モラハラ夫はね。
他人事だから、どうでもよかったんです。
私が自分のことよりモラハラ夫のことを優先しなかったから、
「そんなのどうでもいいでしょ」
「考えすぎだよ」
「もっとポジティブにいこうよ」
って言っていたに過ぎないのです。
そして、これは結婚後に分かったことなのですが、モラハラ夫本人は本当に全て忘れるのです。
嫌なこと、腹が立つことがあったなら(主に私とのトラブルですが)全て忘れて何もなかったかのように振る舞うのです。
いつまでも覚えていたらしんどいから、さっさと忘れるに限るのだそうで、おかげで私はまともな話し合いが成立しないまま随分と苦労してきました。
ポジティブとは?
ポジティブとは、何事にも前向きで積極的なことだと思うのですが、果たしてモラハラ夫はポジティブな人間だったのか?
実際はポジティブぶっている無責任な人間だっただけだと思います。
ポジティブに!!をやたらめったら強要されていたけど、そこにはモラハラ夫の理想の女性像もちらついていました⇩
www.akanedonguri.com
そして要求されるポジティブが納得できない。
過ぎたことをいつまでもクヨクヨしているなら、
「もう終わったことだから気にしないようにしよう」
って言われるのは納得できる。
でも、いつだって、常に明るく元気に笑顔で前向きにを要求されるのです。
それって、人として不自然だと思う。
モヤモヤしたり鬱々したり落ち込んでいる気持ちが、「ポジティブだよ☆」って言われて急に元気になるわけがない。
鬱病の人に「頑張れ!」って言うのがダメって言うのが分かる。
辛い時や哀しい時に、「ポジティブ☆ポジティブ☆」では何の解決にもならないし慰めにもならない。
私が落ち込んだりしていると、デートが楽しめなくてモラハラ夫が楽しめないから、だから要求されるポジティブ。
まるで呪いのようです。
でも当時の私は、モラハラ夫のことを自分よりも明るい性格の人だと思い込んでいたし、自分にはないものを持っている人だとも思っていました。
人にポジティブを強要するだけあって、落ち込んだりしている姿をあまり見たことはなかった。
いつでも自信たっぷりで、堂々として。
それはモラハラ加害者あるあるの外面の良さだと知ったのは結婚してから。
私が自分の性格を変えていたら……
皮肉なことだと思いますが、もし私が自分の性格を変えていたなら、モラハラ夫とさっさと別れていたと思います。
交際中、ちょっとこれは嫌だなって思うことはあったのに、私も完璧な人間ではないのだからと我慢してしまっていました。
このあたりはネガティブでしたね。
自分にも悪いところがあるのだからと、精神が未熟なのはお互い様だからと考えてしまった。
ポジティブに考えることが出来ていたなら、
こんな素敵な私の性格にケチをつける彼氏なんていらないわ~(笑)と、さっさと別れを突き付けることが出来ていたでしょう(笑)
モラハラ夫の言う通り、「ポジティブに行こうぜ!」を実行していればよかったです(笑)