モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

「聞こえませ~~ん」って好きじゃない

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もう何年か前のことなのだけど、テレビを観ていて、某お笑い芸人さんのことが嫌いになる出来事があった。

それまでその芸人さんに悪いイメージはなくて、ネタは面白いと思っていたし、テレビで見る時はいつもニコニコしていたし、勝手にいい人なイメージを持っていました。

でも、それが覆ることが起こった。

あるロケの番組でのこと。

小学生くらいの子と会話するシーンがあったのだけど、子どもが話しかけているのに、「聞こえませ~~ん」って返していた。

一回目は子どもも笑っていた。

もう、なによ~(笑)みたいな感じで。

そういったノリか、そういったイジリだったのだろう。

でも、二回目も「聞こえませ~~ん」。

え?っていう表情だけど、まだ笑っている子ども。

それが、どうだろう。

その次も「聞こえませ~ん」って返されて、何を言っても「聞こえませ~~ん」って返ってくる。

とうとうその子は泣き出してしまって、観ていてすごく気分が悪くなった。

台本があって、そのような振る舞いが必要だったのか、そのお笑い芸人さん個人の判断でそうなったのか、それは分からない。

でもこれ以降この人をテレビで見かけても、実は性格悪いんだろうな、表向きは笑顔でも裏では違う顔があるんだろうなって思ってしまう。

番組を作った人も、このシーンをカットすればよかったのに、放送したのは面白いと思ったからなのだろうか。

私がモラハラ夫から、これと似たようなことをされてきたから、「聞こえませ~~ん」ってイジリはイジリに見えなかった。

やってる方はネタとかイジリとか冗談とか、からかっただけとか、悪いことをしている認識がないのが問題だと思う。

やられる方は笑えない。

「え?もう一回言って?(笑)」

って何度も何度も何度もモラハラ夫に同じことを言わされて本当に腹が立ったことがある。

子どもと違って泣きはしないけど、本当に不愉快な気持ちになる。

暗に無視されてるのと同じなんじゃないかな。

お前の言ってること聞こえないよ(笑)

お前の言ってること意味わかんないよ(笑)

って、暗に言われてるように感じるし、会話のキャッチボールが成立していない。

そういったノリやイジリが成立するなら、それはお互いの信頼関係があってこそだと思う。

何にせよ、やられた側が不愉快に感じるのならそれは「イジリ」の言葉ですましていいことじゃない。

イジメだって、やってる方は「遊びのつもりだった」って言うんですよね。

モラハラ夫も私がやめてほしいって怒る度に「冗談も通じねえのかよ」って吐き捨てるように言っていた。

やっていいことと悪いことが分からないんです。

相手を不快にさせて悪かったなんて思わないんです。

この程度で怒るなんて頭おかしいって怒ってくる人です。

自分が正しい、何も悪い事していないって思っている、自分は何も間違ったことなんかしていないから謝らない。

そして「よくも俺を不愉快な気分にさせてくれたなぁ?」って逆ギレしてくる。

まともな会話が出来ないから、本当に疲れます。

ストレスがすごいのに、ストレスを受けているのは俺の方だって主張する。

いつだって私が加害者でモラハラ夫が被害者になる。

ちょっとしたお遊びだったのに本気で怒って場の空気を悪くした私が加害者。

ただの冗談なのに、怒るようなことではないことで怒って、わざわざ私が喧嘩の原因を作ったことになる。

「俺はこんなことで喧嘩なんかしたくないんだよ」ってモラハラ夫は私に言うけど、喧嘩の原因お前だからな?

喧嘩したくないのに、つまらないことで揉める必要はないのにって、それは私の台詞なのに、モラハラ夫がいかにも疲れましたって顔をして、やれやれって顔をして、しんどい妻にうんざりしている風を醸し出してくる。

笑ってすませばいいことを、わざわざ怒る異常者が私だった。

そうやって加害者に仕立て上げられて、いかにも私の困った言動に困って疲れている顔をして、いい加減はやく性格治してねって言ってくる。

それもこっちの台詞なのに。

いったい何がどうなってそうなっているのか分からなかった。

モラハラなんて言葉を知らなかった頃、本当に混乱していました。

こんなにも嫌な思いをしているのに、私が悪いの?って。

モラハラ夫と離婚して思うのは、よく我慢していたなってこと。

この程度で離婚なんて……って思っていたけど、離婚してふり返ってみれば、モラハラ夫がしてきたことを「この程度のこと」とは思えない。

離婚になるだけのことをされてきた。

仲良く暮らす為にあれこれ試行錯誤していっぱい傷付いてきたけど、離婚以外に平和に生きる道はなかったな。

なんで妻を蔑ろにして普通の家庭のつもりだったんだろうって思うけど、モラハラ夫の育った家庭が妻を蔑ろにするのが当たり前の家庭だったからなんですね。

だから息子も同じように育ってほしくなくて、モラハラ夫と義両親と離れることが出来てよかったです。