モラハラ夫との生活は、モラハラ夫の都合に合わせてばかりでした。
どんな些細なことでも。
例えば、テレビの音量。
モラハラ夫と一緒に暮らしだした時、ちょっとこれは嫌だなと思ったのが、テレビの音量です。
モラハラ夫は部屋中に響き渡る大音量でテレビを見るのです。
私にとっては音が大きすぎて耳が痛い。
ずっと聞いていると耳が痛いだけじゃなくて頭も痛くなってくる。
とてもじゃないけど、こんな環境で暮らしていくのは嫌だと思いました。
そのうち自分の耳が聴こえなくなるんじゃないかと不安もあります。
モラハラ夫に、音が大きすぎて耳が痛いからボリュームを下げてほしいとお願いしました。
普通だったら、普通の人だったら、どんな反応をするんだろう?
そもそも普通の人なら聞こえるくらいの音量でテレビを見るのでは?
耳がキンキンするような音でテレビは見ないのでは?
モラハラ夫は私に言いました。
「これくらいじゃないと聞こえない」と。
だから音量は下げないし、妻に合わせる必要もない。
俺と一緒に暮らしていくんだから、俺に合わせるべきだというのがモラハラ夫の考え方です。
私は耳が痛い、頭が痛いと訴えてるのに、「ごめんね」の一言もない。
結局、テレビの音量のことで私に配慮してもらえたことは一度もありませんでした。
モラハラ夫と生活していくうちに、私も自分の耳が馬鹿になってしまったのか、大音量に慣れていってしまいました。
それから、今思うと本当に自分でもバカだなぁと思うのですが、都会に住む人はこのくらいの音量なのかもしれないと、無理やり自分を納得させてしまっていました。
たかが音量です。
でも、譲ってくれない。
歩み寄ってくれない。
些細なことだけど、お互いで妥協できるラインを決めるのではなく、問答無用で俺に合わせろよ!という姿勢。
え??
こんな人だった???
そんな戸惑いはどんどん出てくる。
結婚してからは本当に別の顔を見せるようになったモラハラ夫。
優しかった結婚前のことを思うと、酷く混乱する。
混乱が大きくなると不安も大きくなる。
この先の結婚生活大丈夫かな?って。
その不安は的中してしまって、大丈夫じゃないから離婚しました。
離婚できてよかったです。