モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

モラハラ夫に「冗談も通じねぇのかよ!」と言われていたけれど私は冗談が通じる人間だったらしい

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私はモラハラ夫から『冗談の通じないつまらない人間』だとよく言われていた。

・冗談の通じない人間

・冗談を理解できない人間

・冗談に目くじら立てて本気で怒って空気の読めない人間

・冗談なのに本気にして頭のおかしい人間

・冗談を笑って受け流せない人間

とにかく事あるごとにモラハラ夫のいう「冗談」に私は怒っていて、その度にモラハラ夫に「冗談を本気にするなよな!!」「なんでいちいち反応するんだよ!!」「頭おかしいんじゃねぇの!!」と怒鳴り返されていた。

モラハラ夫曰く、普通の人なら冗談だと受け止めて、笑ってすごせるようなことを、私はいちいち本気にして過敏に反応して、本気で怒るからうんざりなんだそう。

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だったら冗談を言わなきゃいいのに。

わざわざ私が怒るようなことを言っておいて、それに私が怒ればモラハラ夫から怒られる。

毎回うんざりしていたのは私の方。

モラハラ夫の言う冗談って、私にとっては冗談に聞こえないことばかり。

例えば、私や私の親族や友人を侮辱するような発言だったり、特定の地域や国に住んでいる人を下げる発言だったり、他にも差別や女性蔑視が多く含まれている。

はっきり言ってただの悪口、嘲笑。

あと、本当にしつこくて、わざと同じ質問を何度も何度も何度も繰り返したり、私が話していることは「え?もう一回言って?(笑)?」って何度も何度も同じことを話させたり。

本当に嫌な気分になることばかり。

何度も「やめてほしい」って言いました。

言っていい冗談と悪い冗談があることも説明しました。

あなたにとっては冗談でも、私にとっては冗談に聞こえないから笑えないことも伝えました。

あなたは冗談のつもりでも、受け取る側の私が冗談と受け取れなければそれは冗談として成立しないことも話しました。

「気分が悪いからやめてほしい」

「私は本当に嫌がっている」

「冗談って言えば許されるものではない」

「全然笑えないし全く面白くない」

「なんでいちいち私が不愉快になることばかり言うの?」

毎回何度このやり取りを繰り返したのだろう。

モラハラ夫は私の発言を受けて、

「いい加減にしろよ!!!」と大声で怒鳴り散らすのだ。

「本当に俺を不愉快な気分にさせてくれるよなぁ!!」

「なんでいちいち反応するわけ?」

「冗談だって言ってんだろ!!」

「なんでわからないんだよ!!」

「なんで受け流せないんだよ!!」

モラハラ夫は正しいのは常に自分だと思っている。

こんな些細なことで怒る妻は異常なのだと思っているのだ。

私が何度「嫌だからやめてほしい」と訴えても、モラハラ夫にとっては嫌がる方が異常なのだ。

そうやって真面目に「笑えないからやめてほしい」と言うことで、場の空気を壊して雰囲気を悪くする。嫌なことを言われても冗談くらいサラリと受け流していかないと社会に出てやっていけないよ。そんなんじゃ社会に出てやっていけないね。無理でしょ?取引先相手の人にもそうやって怒るわけ?我慢が必要なこともあるよね?なんで出来ないの?そんなんじゃ嫌われるよ?真面目だねって言われない??もうちょっとさぁ成長してくれないと困るよ。等々。

そこからネチネチと、いかに私がダメな人間なのかを語りだすのだ。

 

私はどうして私の思っていることが伝わらないんだろう?と悩んでいました。

普通の人なら「ごめん、気を付ける」ってなるんじゃないの?

どうして嫌な思いをした私が、更に嫌な思いをしなきゃいけないのだろう?

なんで人を馬鹿にする発言を「冗談だよ(笑)」と言えるのだろう?

モラハラ夫の発言がきっかけで口論することはよくあって、でもどれだけ話し合っても解決しない。モラハラ夫には話し合うだけ時間の無駄だと言われていた。

お互いに一歩も譲らないから、どうにもならないのだ。

でも、私に譲れることなんてなくて、もうどうすればいいのか分からない。

モラハラ夫が私や私に繋がる人達を侮辱することをやめれば私だって怒ったりしないのに。

話し合っても私が譲らないから、私がモラハラ夫へ謝罪をしないから、モラハラ夫の怒りは増すばかり。

冗談を受け流すことも出来なければ、話し合いでモラハラ夫の考えに歩み寄ることも出来ない。

なんで出来ないの?と出来ないことを責められ、人としておかしいと責められ続ける。

そして、そんなダメな人間と一緒にいてあげる、結婚してあげた俺に感謝しろと続いていくのだ。

あーうんざりだ。

どれだけ話しても分かり合えないから離婚になった。

それが正解。

 

そして月日は流れ現在。

職場でびっくりしたことがありました。

一緒に働いている人に、「どんぐり子さんは冗談が通じる人でよかった!」と言われたのです。

その人はよく私に冗談を言う人なのですが、モラハラ夫の冗談と違って嫌な気持ちになったりしない。誰も傷付けたりしない。

例えば、職場での掃除の時。

掃除は当番が決まっているわけではなく、手の空いた時や気付いた時に勝手にやっていくスタイルで、私はパートで下っ端なので結構していた方なのですが、最近は時間がとれなくてなかなか出来ていなかったんです。

そこで、その冗談をよく言う人が掃除をしてくださっているのが目に入ったので、「ありがとうございます」と伝えた。

「いやいや、全然いいよ」と答えてくださり、私は「すみません、最近全然掃除出来てなくて……」と話したら、

「それは困るな~~ちゃんとやってくれなきゃ~~」っておどけて言ってみせた。

これが冗談なんです。

怒ってるわけじゃないし、嫌味でもない。

全然いいよ、大丈夫だよ、いつも掃除やってくれてるもんねってニュアンスを私が感じ取ることが出来る。

今掃除することが出来ないって気にすることないよって、私への気遣いでの冗談なのです。

そしてすぐに、「嘘嘘!冗談やで!いつもありがとうね!」って冗談を言った後のフォローまである。

こんな風に、言われた方がクスっと笑えて、肩の力が抜けて、嫌な気持ちにならないのが冗談の正しい在り方なのでは??

私は冗談を冗談だと受け止めて、笑っている。

「なかには冗談が通じない人がいるからさ、こんなこと言われました!!って上に報告とかされちゃうからさ、どんぐり子さんは冗談が通じる人でよかった!」

そう言われて驚いだ。

私は冗談が通じる人だったのか。

と言うよりは、モラハラ夫がこれまで私に言ってきた数々の発言が『冗談という免罪符を振りかざしたただの侮辱発言』だったんだなぁ。

モラハラ夫と離れることで、こうやって少しずつ少しずつ、自分の頭がおかしかったわけじゃないと再認識していくのです。

ありがたや。