最近、朝晩は涼しくなってきていて、少しずつ冬が近付いてきているなと感じています。
肌寒くなってきたので、寝る時に毛布を使うようになった。
子ども達と川の字になって寝ているので、毛布と子ども達の体温でぬくぬくと眠っています。
平和な夜。
モラハラ夫と結婚していた時は、私に毛布はありませんでした。
なぜなら、モラハラ夫が私の毛布を使っていたからです。

私はモラハラ夫と結婚する時に、実家で使っていた自分のお気に入りの毛布を持っていきました。
でもモラハラ夫は毛布を持っていなかったのです。
今まで冬はどうやって過ごしていたのだろう?
モラハラ夫は自分こそが毛布を使う権利があると主張しだしました。
「俺の方が体が大きいんだから、俺が毛布を使った方が合理的だろ」
そう言って、私から毛布を奪い取ってしまった。
私の分の毛布は?
私だって寒いんだけど!?
私が怒るとモラハラ夫はいいます。
「どんぐり子ちゃんは、それを使えばいいじゃん(笑)」
そう言ってモラハラ夫が指さしたのは、ペラペラの薄いひざ掛け。
毛布よりもずっと布面積が少ない。
厚みだって全然違う。
これで暖はとれないだろう。
薄いひざ掛けを二枚重ねて眠ったけれど、それでもやっぱり寒い!
毛布とひざ掛けなら、体の大きい俺が毛布でひざ掛けはどんぐり子ちゃんが使うのが当然だとモラハラ夫は言います。
俺の方が体が大きいんだから、俺がひざ掛けだと全然暖をとれないじゃんって。
毛布をもう一枚買えばいいだけの話なのですが、そういうわけにもいかない。
なぜなら結婚してからのモラハラ夫の散財が本当に酷かったのです。
ゲームや漫画、映画のDVDなど、欲しい物を手あたり次第に買いあさる。
無駄使いはやめてほしい、もっと節約してほしいと何度訴えても、
「俺が稼いできた金だ!!」と怒鳴られる。
モラハラ夫は、モラハラ夫が湯水のごとくお金を浪費することを私が嫌っていると理解しています。
だから、その話を持ち出してくる。
「この毛布を俺に使うなって言うんなら、新しいのを買うしかないな」
「別に俺は買ってもいいんだよ?」
買うとしたら、私の分の毛布ではなくモラハラ夫の毛布だ。
そして、長い間使うことになるんだからと、結構いいお値段のするものを買うのだろう。
もう必要以上にお金を使ってほしくない。
そう思ったから、新しい毛布を買う選択はせず、ペラペラのひざ掛けで我慢することになった。
今思えば、毛布を買わずにすんだお金は全てモラハラ夫の遊ぶお金として消えていったので、なんの節約にもなっていない。
さっさと毛布を買っておけばよかったのに、どうしてだか収入に見合わない出費を繰り返す生活に不安しか持てなくて、どんな些細なことでも節約するようになってしまっていました。
節約していたのは私だけ。
モラハラ夫は自由に散財している。
専業主婦になってしまうと、どうしてもお金のことに強く言えなくなってしまった。
結婚前にも「俺が使った方が合理的だから」という理由で、傘をとられたことがあった。
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傘をとられた時のモヤモヤした気持ちを大事にしておくべきだった。
こんな些細なことでモヤモヤする自分の心が狭いのかな?なんて悩まずに、今お付き合いしている人は人を思いやる心がない人だって認識しておかなきゃいけなかった。
まさか傘の事件が結婚後にこうやって他のことへと繋がっていくなんて想像していませんでした。
傘の時は結婚前だったから、私があなたの行動はおかしいと指摘しても逆切れしたり無視したりと、結婚後のようなことにはならなかった。
結婚後は、私がモラハラ夫の行動はおかしいと指摘しようものなら何が起こるのかわからない気味悪さがありました。
逆ギレ・無視・暴言を吐く。自室にこもって出てこない・顔も合わせようとしない・私の作ったご飯をわざと食べない・私に洗濯されたくないので洗濯物も出さない・物に八つ当たりする・その他にも色々。
一番最悪なのが、子ども達への八つ当たり。
子どもを人質に取られているようなものです。
モラハラ夫を不機嫌にさせると、子ども達に危害が及ぶかもしれない。
そう考えると、どれだけ納得できなくても我慢してしまう。
・モラハラ夫が高級な毛布を買う前に、自分で安価な毛布を買う。
・モラハラ夫が寝ている間に自分の毛布を取り返す
・激しいケンカになっても、モラハラ夫に屈しない
等々、今なら『自分が我慢する』以外の選択肢が思い浮かびます。
でもそれは、この先の結婚生活でどれだけ自分がモラハラ夫に歩み寄ったか、どれだけ我慢してきたか、どれだけ話し合おうとしてきたか、どれだけ普通の生活をするための努力をしてきたか、それがわかっているから浮かぶ選択肢です。
自分の努力なんて無駄だと思い知らされた。
する必要のない我慢だったと分かるから、そんなことで我慢しなくていいと思えるのです。
どれだけ言葉を尽くしても、話し合おうとしても、モラハラ夫はモラハラをやめなかった。
モラハラ夫にどれだけ罵倒されても負けずと言い返し、その結果お互いが納得できないなら離婚でOKくらいの気持ちでないと、離婚覚悟でないとケンカは出来なかったように思います。
この一線を踏み越えたら離婚になると自分の中の線引きがあって、ケンカの度に、どうしてもその線を踏み越えることを躊躇して思いとどまってしまう。
さっさと離婚しておけばよかったって、それも今だから言えること。
何とかなるかもしれない、モラハラをやめてくれるかもしれない、普通の人達がしている普通の暮らしに憧れて夢見て、試行錯誤の努力の結果、モラハラは治らないと判断した。
毛布をとられただけでは離婚は考えていませんでした。
なんでこんなに自分中心なんだろう?って疑問は増していったけど、「こーゆー人と結婚してしまったんだから仕方ない」と我慢してしまった。
それに、「いつものこと」だったんです。
「よくあること」で「取り立てて騒ぐようなことではない」という認識でした。