モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

モラハラ夫のモラハラエピソードその41 パパからのプレゼント

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気付けばもう八月で、お盆休みまであと少し。

今週は土曜日も勤務だけれど、それを乗り越えればお休みだ。

最近、毎晩子ども達の写真の整理をしています。

ふと自分の手が止まったのは、息子の誕生日の写真。

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誕生日はいつも、義両親を招いて誕生日会をしていました。

誕生日だけじゃない。

子ども達が関わるイベントは、子どもの日もクリスマスも、とにかく何でも義両親が一緒。

息子はパパとじぃじとばぁばに囲まれて、嬉しそうににこにこしていた。

息子にとっては、大好きなパパとじぃじとばぁば。

私は息子の誕生日を祝いながら、離婚のことを考えていた。

こんなに楽しそうにしているのに。

こんなに嬉しそうにしているのに。

離婚を選ぶと、この笑顔を壊すことになるのかと思うと、どうすればいいのか分からなくなった。

自分さえ我慢すれば、息子の笑顔は守れるのかもしれない。

でも、もう我慢して生きていたくない。

この笑顔を壊す、この幸せそうに見える光景を壊す、その選択をしなければいけない。

 

息子が「これパパに買ってもらったんだよ」って、誕生日プレゼントにもらったオモチャを手にして言う。

たまらなく切なく哀しい気持ちになった。

 

いつだって息子へプレゼントを贈る時は、モラハラ夫は必ず、

「これはパパからだよ」って言って渡す。

理由は、俺が働いた金で買ったものだから。

私は、「パパとママからだよって言ってよ」と言っても、パパからとしか言わない。

私が図々しいのかな?

一円もお金を出していないのに便乗するなってこと??

プレゼントを選ぶのは私も一緒に選んだのに。

何がいいか悩んで考えて、でもお金を出していないから、ママからだよっていう資格はないよう。

専業主婦になって家にいてほしいって言ったのはモラハラ夫なのに。

誕生日ケーキを予約してとりに行ったのも私だし、息子の好物を料理したのも私だけど、ケーキ代も料理の材料費もモラハラ夫からもらった生活費で賄っているから、私が息子のためにしてあげたことにはカウントされない。

ケーキを買う、料理を作る、それらは俺が稼いだお金があって初めて成り立つものだから、俺の方が立場が上という理論。

普通の家ならどんな感じなんだろう?

なんだか普通が分からなくなってしまう。

私がめちゃくちゃ図々しいのかな?

もしかして、私が少数派??

モラハラを受け続けると正常な判断が出来なくなってしまう。

 

モラハラ夫は、息子が私に「ありがとう」と言うのを嫌っていました。

「ママのことは気にしなくていいんだよ」って教えていた。

息子が好きなお菓子を私がスーパーで買ってきた時、息子は「ママありがとう!」って言ってくれたけど、モラハラ夫がすかさず息子に釘をさした。

「ママにお礼を言うのは間違ってるだろ!」

「ママは、パパが稼いできたお金を使って買ってきたんだぞ!?」

「お礼を言うのならパパにだろう!!」

「ママにお礼をいう必要なんかないんだよ!」

 

ママは子ども達の為に何もしていない。

パパはお菓子もオモチャも買ってあげるけど、ママは何も買ってあげてないよって、教え込む。

そういった教えに息子が染まっていくのが苦しい。

でも、一緒に生活をし続ける限りモラハラは続くから止められない。

黙って耐えるだけじゃなくて、あの手この手で思いつく限りのことはしたし反論も喧嘩も何十回と繰り返してきたけど、もうモラハラ夫のモラハラには手の施しようがなかった。

どこにあるのか分からない地雷をふむと無視や暴言が始まって、子ども達にまで危害が及ぶ。

 

モラハラ夫は、『物を渡すこと=愛情』だと考えているのではないかと思う。

私はちょっと高いオモチャって誕生日やクリスマスに贈るものだという感覚だけど、モラハラ夫は普段の何でもない日に買いたがる。

何かと理由をつけてはご褒美だと言ってオモチャを買い与える。

それはきっと、モラハラ夫がそうやって育てられてきたからなんだろうな。

子どもの頃から高価なオモチャをポンポン買ってもらっていたことを自慢していたから。

オモチャをたくさん買ってもらったことが、愛情たっぷりに育ててもらったという認識なのだろうと思う。

 

オモチャを買い与えたら、モラハラ夫はそこで息子を放置する。

一人でスマホゲームをやりだして、息子が一緒に遊ぼうって誘っても、「せっかく買ってやったんだからそれで遊べよ」って放置。

自分が遊びたかったオモチャの場合は一緒に遊んだりしていたけれど。

 

オモチャが増えるのが嫌だった。

今あるオモチャを大事にしてもらえないのも、置き場所に困るのにも。

何でも買ってもらえると息子が思い込んでしまうことも。

私に相談なしに、勝手に高いオモチャを買い込むことも。

息子の為にって言っていたけど、自分の為だ。

『オモチャを買ってあげる=いい父親』だと、そう認識しているから、自分がいいパパの格好をしたいから、自分を満足させる為に買っていたんじゃないかな。

それから、息子にばっかりで娘へは??

なんで娘のことは見向きもしないんだろう。

 

さて、離婚したからプレゼントは「ママからだよ」って渡せるようになった。

息子は欲しい物をリクエストしてくるし、娘も欲しい物を言ってくるようになった。

何がいいかな?って考えることが出来るのは楽しいし、幸せなことです。