モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

穴が空いた息子の靴下とモラハラ夫の言い分

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数日前、息子の靴下に穴が空きました。

お気に入りの靴下で、そればっかり履いているから破れても仕方ない。

よくここまで持ったなというくらい長持ちしたけど、さすがにもう寿命だな。

「穴が空いたからお別れしようね」と息子に声をかけたけど、断固拒否。

まだ履き続けたい!

穴を縫って!!

そう言われて、穴を縫いました。

でもきっと応急処置的なもので、生地が劣化してるから、きっとすぐにまた穴が空く。

それでも息子は喜んで、

「ママすごい!!」

「ありがとう!!!!!」

と言ってくれました。

些細なことでも「ありがとう」って言ってもらえる。

モラハラ夫が相手では、こうはいかなかった。

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モラハラ夫は、私に縫物を言いつけることがよくありました。

ボタンがとれたからつけておいて。

穴が空いたから何とかしといて。

最初の頃は頼られているような気がして嬉しかったんです。

でも、モラハラ夫は私を頼りにしていたわけではなかった。

自分がやりたくないことを私に回していただけでした。

 

シャツのボタンを一つつけるくらいならすぐに出来るけど、一度にたくさん服を渡されて、ついでにコレもやっといてと言われると少し時間がかかります。

それにコートなどの生地が分厚いものは縫いにくい。

それでも妻の仕事だと思ってやっていました。

夫の力になれることがあるのは嬉しかった。

 

でもそこに夫から私への「ありがとう」は存在しない。

義母は裁縫がよく出来る人のようでした。

何でも義母を引き合いにだして「俺の母親はこうだったよ?」とモラハラ夫はよく言います。

自分の母親が出来るんだから、妻も出来て当然だという思考回路が理解できないのですが、ボタンをつけることは褒めることでもなければ感謝することでもないって嫌だな。

別に褒めてくれなくてもいいけど、「ありがとう」くらい言ってくれてもいいんじゃないのかな?っていつも思っていました。

ボタンつけたよってモラハラ夫のものに持っていくと、「あぁ、まぁ、これでいいよ」って言われるとモヤモヤ。

ありがとうって言ってほしいと自分から要求するのは何だか気が引けていたけど、でもやっぱりモヤモヤするのは嫌だ。

「ありがとう」って言ってくれたら、次も気持ちよく作業出来るのに。

 

些細なことでも「ありがとう」って言ってほしい。

どうして「ありがとう」って言ってくれないんだろう。

 

モラハラ夫と口論になった時、「ありがとう」を言わない理由を知ることが出来ました。

シャツにボタンを縫い付けることは、誰にでも出来ることだから。

今は出来なくても、今の時代ネットで調べればその程度のこと誰でも出来る。

俺だって、練習すればすぐ出来る。

ボタンつけなんて価値のない仕事。

そんな誰にでも出来る仕事に時間を割きたくないから、妻にやらせている。

俺は俺にしか出来ないことをしたい。

誰にでも出来ることをやっている妻を褒める必要はなく、感謝する必要もない。

妻は俺の役に立ってるんだから喜んでいい。

 

モラハラ夫のこのような考えを知った時、ひねくれてるとか、理解できないとか、なんだかもう別の世界の人間なのでは??と、とにかく私はいつも思考が追い付かないのです。

 

ボタンつけを放棄すれば、モラハラ夫がとるだろう行動を予想して、めんどくさいなと思いながらもその後も言われるまま縫物はしていました。

私が縫物を放棄すれば、実家に行って義母にやってもらうのだろう。

そして、嫁はこの程度のことも出来ないのだと認識されるのだろう。

どれだけ弁解しても、義両親はモラハラ夫のことを盲目的に信用しているので、私の言葉なんて信じない。

あとは、モラハラ夫が新しい服を買うということが予想されました。

私への嫌がらせで、ボタンがとれたのに縫い付けてくれないから代わりに新しい服買ってきたわ(笑)って言いそう……。

 

モラハラ夫と生活していると、戦う力がだんだんとなくなっていってしまうのです。

どれだけ喧嘩しようと、口論しようと、泣こうが怒ろうが諭そうが効果はない。

私がどれだけ心を砕いても、モラハラ夫はめんどくさがるだけ。

「うざい」って言われて終わるだけ。

夫婦なら、きちんと話し合って理解していきたいと思うのだけど、モラハラ夫が相手では会話が成立しないのです。

絶対に自分は間違っていないと主張するから、折り合いをつけることが出来ない。

私が妥協するしか平和的に解決はしないのですが、妥協したくない譲れないことは山ほどあります。

喧嘩をするのにものすごく体力と精神力を使います。

そして必ずストレスで発狂しそうな程イライラします。

そんな状態で育児なんて出来ない。

だから、イライラをため込んで子どもに八つ当たりしてしまわないように、喧嘩をしない。

喧嘩をしたところで、モラハラ夫がぶちキレて何をしでかすか分かったものじゃないし、とにかくいい結果が見えないので、ストレスはたまるけど我慢の日々でした。

もう何度も喧嘩して、その結果を学習した上での選択です。

喧嘩して理解が深まることはない。

俺の考えに同意しない納得しない愚かな役立たずな妻を持って俺は不幸だと、モラハラ夫の被害者意識が高まるだけなのです。

それでも喧嘩をして、予想通りモラハラ夫がぶちキレて、私は自分の身体の内側で血が爆発したんじゃないかって思うくらいの怒りを感じて、どうにもならない現実に呆然とすることも多々ありました。

育児に支障がでるから喧嘩は出来るだけしたくないけど、そうならない為にモラハラを耐え続けてきたけど、ここは妥協しちゃいけないと判断したところでは戦います。

それでも、戦っても戦っても戦っても理解し合えない。

「俺の方が偉い」というモラハラ夫の考えは何があっても変わらなかった。

だから、身分の低い妻が自分の意見に従わないというのは、許されないことなのです。

些細なことでもモヤモヤしたらため込まないで会話して解決していけたら理想なのですが、その会話がモラハラ夫が相手では成立しないのです。

不満はためこんじゃいけない。

言わないと伝わらないから言う。

その結果、どんどん悪化する。

「ありがとうって言ってほしい」を伝えたら、「そんなこと言う必要がない」で話が終わり。

何時間も話したけど、伝わらないものは伝わらない。

私がほしい「ありがとう」は、普通の人が思う「ありがとう」です。

ボタンつけてくれたんだね、助かるよ、ありがとう。

それだけです。

本当は「ありがとう」なんて言う必要はないけれど、妻がどうしても言ってほしいって懇願するから情けで言ってやるよ、俺は優しいからな?俺はいい夫だからな?「あ・り・が・と・う」ほら(笑)これで満足したかよ(笑)

というニュアンスの「ありがとう」が欲しいんじゃない。

どうして伝わらないのだろう。

 

 

ボタンをつけるだけで、モヤモヤ。

嫌ならやらなくていいよと言われて、さらにモヤモヤ。

「やらなくていいよ」って自分がやってる仕事を軽んじられているようで悔しい。

モラハラ夫は私がボタンつけをしなくても何も困らない。

私がやらないなら、実家へ持って行って自分の母親にやってもらえばいいだけだから。

 

全部割り切って、義母へ丸投げすればよかったかな。

ダメな嫁だと思われても、もともとそう思われてるからもう何でもよかったかも。

何を言われても、「は~~~い!」「そうですね~~~」「すみませ~~ん!」で流して放置してればよかったのかも。

 

それをしなかったのは、それをするとモラハラ夫との仲がこれまで以上に悪化するとわかっていたから。

今でさえ修復困難なのに、さらに難しくなる。

モラハラ夫は私と仲良く暮らす気なんてないのに、私は何を頑張っていたのだろう。

息子の靴下は思っていた通り、今日もう片方に穴が空いた。また縫った。

「ママもう縫ったん!?」

「めっちゃ早っ!!」

「ありがとう!!」

「すごい!!」

「え?どうなってるん??」

「見せて!!」

等々、息子が大げさなほどびっくりして褒めて「ありがとう」って言ってくれる。

私はこれからは息子と娘のことに集中して生きていきたい。