モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

モラハラ夫のモラハラエピソードその30 体調不良なのに外出を強要された話

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私は、夫婦が仲良く暮らす為には、会話をすることが大事だと思っていました。

でも、モラハラ夫が相手では会話が成立しないのです。

会話が成立しないというのは、どんなことなのか?

無視をされて会話することが出来ない場合も多いのですが、無視をされずに話をしても、モラハラ夫の言っていることが理解できないのです。

 

今回は、体調が悪いから休みたいと伝えても外出を強要された話について書いていこうと思います。

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それは、まだ娘が産まれていなかった頃、息子とモラハラ夫と私の三人で暮らしていた時のことです。

ある休日、家族三人で出かける約束をしていました。

出かけるといっても、三人でスーパーへ行って食料品の買出しに行くだけです。

息子のぐずり具合にもよりますが、行って帰って一時間程度の外出です。

約束したのは前日の夜で、「たまには三人で出かけるか~」と言われ、とても珍しいことに、家族三人で外出することになりました。

モラハラ夫は休日は一人で一日中遊びに出かけるので、家族三人で外出というのは、それが徒歩で行けるスーパーであっても、なかなかないイベントでした。

ですが当日の朝、私は体調不良で外出は無理だと感じました。

頭が痛いし吐き気もするし気持ち悪い……。

せっかく珍しく外出する予定だったけど、申し訳ないけど二人で行ってきてもらおうと思い、モラハラ夫へ体調が悪いこと、申し訳ないけど二人で行ってきてほしいことを伝えました。

普通の人が相手なら、

「大丈夫?」

「俺が息子を連れて行くから、休んでていいよ」

なんて言ってもらえそうな場面です。

でも、モラハラ夫が相手では、そんな言葉は言ってもらえません。

 

「え~~~」

と、まず不満を言われます。

「せっかくの外出なのに??」

「え?行かないつもりなの?」

「三人で出かける予定だったのに?」

モラハラ夫は日頃から妻の体調不良にはとても厳しく、体調が悪いと言ってもなかなか休ませてもらえません。

今回も、その程度で行かないつもりなの?と圧力をかけてきます。

でも、しんどいものはしんどい。

出来るなら今すぐ横になって休んでいたい。

 

モラハラ夫には、しんどいから外出は無理そうだと伝えました。

予定が変更になるのは申し訳ないけれど、二人で行ってきてほしいと再度伝えました。

 

「ねぇ、本当に行かないつもりなの??」

「せっかくの三人でのお出かけなのに??」

ぶつぶつ文句を言いながら、自分の身支度をすませていくモラハラ夫。

出発準備が終わると、再度私に言ってきます。

「ねぇ、どうするつもりなの?」って。

 

どうするもこうするも、行かないよ!

頭が痛くてそれどころじゃないんだよ!!

立ってるのもしんどいんだよ!!

休ませてよ!!

何度もしつこく聞かれて、体調が悪いのもあってイライラしてしまう。

「さっきから行けないって言ってるじゃん!」

「二人で行ってきてよ」

「頭が痛いから、家でお留守番させてよ」

 

そう言う私にため息をつき、モラハラ夫は言います。

「行くの?行かないの?結局どっちなの?」って。

体調が悪いから行けないって言ってるのに、

「で?どうするの?」としつこく聞いてくる。

 

なんでだろう?

無理って何度も言ってるのに。

なんで?

なんで何回も同じことを聞かれるの?

まるで、これが最後のチャンスだよ?って言われてるみたい。

「体調が悪いけど、外出できない程じゃないからやっぱり行くよ」って、そんな、モラハラ夫が望む返事をするまで、このやりとりは続くのだろうか。

 

ここで行けないと突っぱねると、無視が始まるかもしれない。

俺も行くのやめるわと、外出そのものがなくなるかもしれない。

そうなると、楽しみにしていた息子はどうなる?

外出できない、夫婦喧嘩のとばっちりで息子にも被害が及ぶ。

機嫌が悪くなったパパから無視されたり、ママの悪口を吹き込まれたり。

自分の意見を押し通すべきか、無理して外出をするべきか、悩んだけれど、外出することにしました。

普通なら、体調が悪くて外出は無理だと思ってる時に無理して外出したりしないですよね。

自分さえ我慢すれば丸く収まると、モラハラ被害者はよく思ってしまう。

 

吐き気は少しおさまってきたから行けるかも?と思ったけど、頭は痛いまま。

それでも何とか準備して、三人で出発しました。

でも、やっぱり無理だった。

歩きだしてすぐに、後悔しました。

なんだかくらくらと眩暈がして、モラハラ夫に伝えました。

やっぱり今から家に帰って休ませてほしい。

体調が悪いから、スーパーへ行くのは無理そうだと。

ここでモラハラ夫に言われた台詞が、理解できなかった。

 

「え~~そんなに悪いの??」

と、とても不満そう。

もちろん心配なんて皆無です。

そして私が衝撃を受けた台詞……。

 

「体調が悪いんだったら、最初からそう言えよっ!!!!!」

 

???

?????

 

私は、何を言われているのか理解出来ませんでした。

モラハラ夫は怒っていました。

私は本当に理解できませんでした。

 

外出できないくらい体調が悪いと、何回も言い続けたのに、それが伝わっていなかったのです。

体調が悪いということをきちんと伝えず、外出の途中でやっぱり帰るという中途半端な結果になったことに怒っているモラハラ夫。

 

私は伝えたつもりでした。

何度も、頭が痛いと訴えたはずでした。

私の伝え方が悪かったの……??

でも、もう、どう伝えれば分かってくれるのかが分からない。

 

路上で、帰って休みたいのだと言う私を面倒に思ったのだろう。

「もういいよ」と捨て台詞のように言い残して、息子と二人で歩いていきました。

この時は、モラハラ夫の思考回路を理解できない混乱がありましたが、やっと休める!!!!!はやく横になりたい!!!!!という思いが強く、イライラもしたけどとにかく帰って休もう!と思い、帰宅。

静かな部屋で横になれると、とても楽になりました。

思えば静かな部屋で横になって休む、体調不良の時に休むというのは、とても貴重なことでした。

育児中はなかなか休む時間はないけれど、それに加えてモラハラ夫が家にいる時は、モラハラ夫が大音量でテレビを見たりゲームをしたりするので、家中がとてもうるさいのです。

 

静かな部屋で、一時間ほど横になる。

これがどれだけ有難いことか。

 

モラハラの被害者は洗脳されてしまう。

この有難い一時間を作ってくれたのはモラハラ夫ですが、この一時間を有難いと感じる環境にしたのもモラハラ夫です。

モラハラの被害者は、些細なことで幸せを感じます。

それは、日常がモラハラの加害者によって、普通ではなくなってしまうからです。

だから、ごくごく当たり前の日を過ごせる時に、とても幸福を感じるようになってしまう。

私は、この、誰もいない部屋で横になって一時間休むことを、とても有難く感じていました。

また、一緒に外出できなかったことも、申し訳なく感じていました。

こうやって洗脳されていったんだなと、振り返って思います。