モラハラをする人間は、独自のルールを作り、それを被害者に押し付けます。
私は結婚生活の中で、理解できないルールを強いられ、非常にストレスを感じていました。
今回は、「テーマパークに行ってはいけない」ルールについて書いていこうと思います。

前回、「海に行ってはいけない」ルールについて書きました。
www.akanedonguri.com
それの続編のような感じです。
「テーマパークには一生行かない」
その理由は、「危ないから」ではありません。
「入園料が高いから」
「混雑しているから」
主にこの二点です。
もっと言えば、モラハラ夫が行きたくないと思っているから。
ただ、それだけの理由です。
めんどくさい、お金がかかる、人混みなんてうざいだけ。
だから、行きたくない。
家から遠い場所は交通手段の問題もありますが、それも子ども達が大きくなれば大人しく電車に乗ってくれる日がくるはず。
テーマパークと言っても、色々あります。
私は子ども達が大きくなったら行ってみたい場所を調べてはモラハラ夫に提案するも、「行くわけないだろ」と言われ続けていました。
「一生行かない」と、そう言います。
ですが例外で、行ってもいいテーマパークがありました。
それは、モラハラ夫が行ってみたいと思った場所です。
基本的に外出する時は、モラハラ夫の行きたい場所へ行きます。
私が行きたい場所を提案しても、「却下!!」と言われるだけ。
モラハラ夫はいつでも自分の都合が最優先です。
そして、もう一つの例外パターン。
モラハラ夫に迷惑をかけないこと、子ども達が怪我をしないこと、この二点を守れるのなら、子ども達と出かけることを許可するというもの。
もちろん行先はモラハラ夫が認めた場所に限られます。
モラハラ夫は行きません。
子どもに何かあったら許さないからなと圧力をかけることを忘れず、送り出してくれます。
美術館なんて行く価値がない。
一生行かない。
博物館なんて行く必要がない。
一生行かない。
アスレチック?
危ないだろ?行くわけないだろ。
温泉?
不衛生だから絶対に行かない。
スーパー銭湯?
絶対無理だね。
こうなってくると、行ってもいい場所を探す方が大変です。
混雑している場所、人が集まる場所が基本的に禁止されるので、有名な観光地は軒並みアウト。
お花見やお祭り、花火大会、初詣なんかも禁止です。
ついでに言えば、ショッピングモールに出かけることさえ、しぶります。
とにかく、外出できない。
こうやって家の中に閉じ込めて、妻を孤立させるのが、モラハラ夫の手口です。
つまらない、そう思っていました。
「一生」という言葉をモラハラ夫はよく使います。
この人と結婚している限り、一生行けないんだと、そう思っていました。
行きたいと思っている、ありとあらゆる場所が禁止されていく。
モラハラ夫は「一生行くことはない」と笑って、私が哀しんでいるのを楽しんでいたけど、きっと、子ども達が大きくなって「行きたいっ!」って騒ぎ出したら、きっと出かけていただろう。
妻の為には何もしないけど、子どもの為にはもちろん動くぞと、わざわざ私にアピールする為に行くのだろう。
家族で仲良くお出かけをしてみたかった。
でもモラハラ夫は外出すると必ずと言っていいほど不機嫌になるので、一緒に出掛けても楽しくない。
些細なことに腹を立て(待ち時間が長い、電車の中で人とぶつかった、暑い、寒い、等々)イライラをまき散らして、俺をこれ以上不機嫌にさせるなよと、わかってるんだろうな?と言ってきます。
どうして私は、そんなモラハラ夫と出かけようとしていたんだろう。
「ここ、家族で行ってみたら楽しそうだよ」なんて、子どもが楽しめそうな場所を探しては提案して、却下され続ける。
外出すると必ず、「俺の機嫌をとれよ?」という圧力がモラハラ夫からかけられて、しんどい。
モラハラ夫との外出は楽しくない。
なのに、何故、お出かけの提案をし続けていたのだろう。
既に家庭が崩壊していることにも気づかずに、必死に修復しようとでもしていたのだろうか。
もし仮に父親が家庭内で土台や柱の役割を果たすのなら、モラハラ夫は不安定な土台に歪んだ柱だ。
私が何をどれだけ頑張っても、家の中の歪みは治らない。
最初から、歪んでいるから。最初から、平和な家庭なんてなかった。
なんとか仲良く過ごそうと、関係を修復しようと試みる私を嘲笑うモラハラ夫。
モラハラ夫は何がしたかったんだろうなぁ。
離婚調停をする中で、もっと一緒に出かけたい、夫婦の時間を大切にしたい、だからやり直そう!、等々、確かそんなメッセージが届いたけれど、びっくりです。
一緒にどこへ出かけるつもりだったんだろう?
いつでも私と子ども達を残して一人で自由に出かけていたのに。
不思議だなぁ。