モラハラ夫のモラハラエピソードです。
今回は、家の中の居心地が悪い話です。
夫と一緒に暮らしていた頃、家の中は居心地の悪い空間でした。
夫がイライラしたりしていなくても、夫がいない時間一人で過ごしていても、居心地が悪い。
居心地の悪さは感じていたけど、原因はずっと謎でした。
でも、最近気付きました。
家の中の居心地が悪い理由。
それは、私の居場所がないから。私が安心して暮らせる場所ではないから。
家の中は夫の為に整えられた空間だから。
それだけのことなんですね。
めちゃくちゃ単純なことなのに、なかなか気付けなかったなぁ。
気付いたきっかけは、弟夫婦のお家に遊びに行ったからです。
(まだコロナがなかった時期の話です)
「まだ片付いてなくてすいません~」と言われたお部屋は確かに片付け途中であったけど、それでも居心地のいい空間でした。
ここで家族みんなでわいわい暮らしてるんだろうなと想像できて微笑ましい。
子どものオモチャや子どもの描いた絵なんかはエネルギーを感じるし、家族みんなで生きていく空間と言いますか、部屋の中が光って見えました。
陽の気を感じたと思います。
そういえばと、ふと、夫と同居していた頃、ママ友のお家にお邪魔させてもらったことを思い出しました。
その時も居心地の良さを感じていました。
空気がキレイであたたかい感じです。
どうして我が家は居心地が悪いんだろうなと思ってたのですが、それは家族が仲良く暮らせる空間ではなかったからですね。
そして、私の為の場所ではなかったからですね。
家の中の居心地が悪い理由
家具や家電は夫が選んだもの
家の中にある家具や家電は、基本的には夫が選んで購入した物が殆どです。夫の趣味、夫のセンスです。高い買い物の決定権は夫にあります。私の意見を聞いてくれることもありますが、必ず、「後になって文句は言うなよ」と念押しされるので、意見を言うのも憂鬱になっていました。
私は専業主婦なので、決定権が夫にあることに文句はありませんでしたが、私に何の相談もなく高い買い物を夫が勝手にしていることには不満がありました。
義親のセンスも混じっている
夫が選んだものの他に、義親が選んだものもありました。
結婚する時、私が引っ越してくる前に夫があらかじめ親と買い物に行き、部屋を整えていたからです。夫の親族のお下がりの家電をいただいたり、お下がりの日用品をいただいたりもしました。
家電はともかく、日用品はいらないなと思っていました。
「これ、よかったら使ってください」と渡された殆どが、汚い……。
めっちゃ汚いやん。嘘やん。めっちゃ汚いやん。これ使うの?正気かよ。
「ありがとうございます」とは言ったものの、嫌やわ~と思ってました。
ボロボロで埃がついてて劣化しているのを洗って使えるようにするよりも、新しい物を買った方が早い。それに数百円で買えるものなら新品使いたいわ。もう購入して手元にあるのもあるし。
そう思ったので夫に相談したのですが、夫はニヤニヤしながらこう言いました。
「俺の親がせっかく用意してくれたのに?」
「ふーん、別のを使うんだ?」
「ふーん、俺の親がせっかく用意したのになぁ」
思えばこれがモラハラ生活の始まりだったと思います。
あれ?こんなこと言う人だった?
そう思った最初の一言です。
めっちゃカチンときたんですが、これから一緒に暮らすのに喧嘩したくないって思ってしまって、だいぶソフトに抗議してしまいました。
私が何を言ってもずっとニヤニヤしていて、私が困っているのを楽しんでいるようでした。
「俺の親が見たらどう思うかなぁ」とずっとニヤニヤしていました。
サイッテー。
でも当時はモラハラを知らなくて、カチンときたけど困惑もしていて、こんなこと言う人なの??という驚きも大きくて、どう対応すればいいのか分かりませんでした。
そういった言い方は嫌だと伝えましたが、夫には伝わらず。
しぶしぶ新品を使うことを夫が認めたので、話は終わってしまった。
日用品を床なり夫なりに叩きつけて実家に帰ればよかったのかなぁ~~。
家具の配置も夫の好み
私はずっと、この棚はこっちがいいとか、ここに何も置かないでほしいとか、家の中を掃除がしやすく暮らしやすい空間にしたいと思っていましたが、夫は夫の暮らしやすさを優先させていたので、私の希望が叶うことはありませんでした。
私の希望より夫の希望が優先されるのは、私が専業主婦で一円も稼いできていないからです。
私には自分の部屋がなかったけど、夫にはあった
夫には自分の部屋がありました。「ここ俺の部屋ね」と夫が宣言し、夫の部屋が出来ました。今思えば相談も何もなく、決定事項だったな。自分の部屋がないのはそーゆーもんと思っていました。夫だけ部屋があるのは、仕事関係の物を置くなら必要かなとか思っていました。
夫は自分だけ部屋があるのを当然のように思っていたし、私に部屋は必要ないと思っているようでした。
もし大きな家に引っ越すことが出来るなら、押し入れや物置部屋を私の部屋にしてもいいと言っていました。
名もなき家事は全て私の仕事
ティッシュペーパーの補充。
トイレットペーパーの補充。
シャンプーやリンス、石鹸、歯磨き粉。
その他色々、夫は自分が使い切ったら自分で補充するということはしませんでした。
必ず、「新しいのだしておいて」と私に言っていました。
私がうっかり出し忘れていたら、
「ったく!!」
「なんでまだ空なんだよ!!」
とぶちキレる。
いつの間にか、夫に怒鳴られないようにと一生懸命補充していましたが、何で私が補充してたんだろうな??
家の中のことは全て夫優先
夫が家にいる時、テレビのチャンネル権は夫にある。
廊下を歩く時も、夫が廊下を歩くタイミングで私が廊下を歩いているとぶちキレる。
洗面所を使う時も、夫が使いたいタイミングで私が使っているとぶちキレる。
基本的に夫が何かしたいと思った時に私が先にしていると、ぶちキレる。
義両親の訪問
産後、義両親は育児の手伝いにほぼ毎日来てくれていました。めっちゃしんどいわ。しんどいな。そらしんどいわ。絶対しんどいわ。義両親が来ると思うと毎日気が休まらない。絶対しんどいって。自分が体調悪い時とか、有難く思う日もありましたが、基本的には気が重いし育児に口出ししてくるのでイライラ。
テレビのチャンネル勝手に変える、冷蔵庫を勝手に開ける、寝室に勝手に入る、そもそも家に勝手に入ってる時もある。
よく我慢してたな……??
なんで我慢してたんだ……??
なんで我慢出来てたんだ……??
暴言・無視・物を投げる
夫はモラハラ夫なので、自分の気分次第で様々な暴言を吐いていました。
夫婦喧嘩をした時や、夫の機嫌が悪い時は無視が当たり前。
イライラした夫が物を投げる時もあったし、夫と一緒だと気が休まらない。
まとめ
他にも色々ありますが、基本的に自分が安全に暮らせる場所ではなかった。
家族が仲良く暮らす場所ではなかった。
夫の機嫌を損ねないように家の中を整えていた。
モラハラ夫という支配者がいる空間。
居心地が悪いのは当然!