面接に行って内定をもらったら、翌日に上司に報告に行きました。
すぐに引継ぎの仕事に取り掛かることになった。
私の仕事はパートだけど、同じポジションの人がいない為、引継ぎが必要なのです。
転職のことを相談した段階で、もし私が辞めることになったら誰が仕事を引き継ぐのかってことを既に想定していてくださっていて、翌日から他部署の先輩に来てもらうことになった。
一か月かけての引継ぎ。
新しい人を募集して一から教えるより、自分よりも経験豊富な先輩に伝える方が理解が早くてとてもスムーズ。
そこからはあっという間の時間でした。

最終出勤日と退職日を決めて、退職届を書いた。
その中で本社のお偉いさんと会う機会があったのだけど、パワハラ上司とのあれこれを労ってもらった。
退職の手続きをしてくださる事務の方も、全然悪くないのにパワハラ上司のことについて謝ってくださって、あんまり自覚はしていなかったけど酷い環境で働いていたのだなと実感しました。
どうやら自分で思っていた以上に周りの人達にパワハラの件で同情してもらっている。
パワハラ上司は自分の部署内ではパワハラ上司だったけど、そこを一歩出て他部署へ行けばいつもニコニコしていて優しい人。
だからみんなパワハラに気付いていなくて、知られていなくて、パワハラが明るみに出てからは「大変だったね」と声をかけてもらうことが多くなった。
パワハラ上司が退職して働きやすい環境になったけど転職する。
働きやすい環境になって、ずっとここで働けたらいいのにって思いもあったけど、正社員への道がある方へ行った方がいいだろう。
引継ぎをしながら後ろ髪を引かれる思いで働いていた。
新しいところで人間関係でもめたら?
仕事が全く理解できないものだったら?
いつまでたっても正社員になれなかったら?
不安はいっぱい。
これでよかったのだろうかという葛藤も。
それでも少しずつ気持ちが固まっていって、新しいところで頑張ろうっていう気になっていった。
そして、あっという間に最終出勤日になった。