モラハラ夫と離婚しました、どんぐり子です。
私は結婚相手がモラハラ男でしたが、その前にお付き合いしていた人もモラハラ男でした。
モラハラ夫も結婚後に謝らない男になりましたが、元彼は交際してすぐに謝らない男になったように思います。
今回は、元彼の謝らないエピソードを書いていこうと思います。
何があっても謝らない

モラハラ加害者は、基本的に謝らない。
何故なら、自分こそが正しいと思っているから。
正しいのは常に自分で、間違っているのは常に相手なのである。
元彼とは、ケンカの度に無視をされ、話し合うことも出来ず、納得できないけど場を収めるために私が謝る……そんなことが多くありました。
お弁当をバカにされた

モラハラ夫からのモラハラに比べたら、元彼のモラハラは小さく感じます。
ですが、小さくてもモラハラです。
どんどん悪化していくので、些細なことでも、嫌だと思ったら要注意です。
私が特に印象に残っているのは、お弁当を作ったのにバカにされたことです。
母子家庭でお金がないをアピールしていた元彼は、お昼ご飯を食べないことが多くありました。
みんながお弁当やコンビニで買ってきたお昼ご飯を食べる中、一人だけ水を飲んでやり過ごしている。
一緒に昼食をとろうとしても、私は自分だけお弁当を食べるのが気まずかった。
そこで、おにぎりと卵焼きがメインの、とても簡単なお弁当を作って渡した時がありました。
「作ってほしい」と頼まれたわけではない。
「お金がないから昼飯はないわー」
「お腹すいたなー」
「お弁当作ってくれたらめっちゃ嬉しいねんけどなー」
「でもそんなこと頼めんしなー」
「でも作ってもらえるんやったら嬉しいなー」
等々、お弁当があればもらってあげてもいいけど?アピール。
頼まれたわけではないけれど、作ってもっていってしまった。
お腹がすいているのは事実だろうし、お金に余裕がないのも事実だろうし……。
お弁当を渡すと嬉しそうにしていたけど、食べ始めて事件は起きた。
私は卵焼きをうまく焼けず、ちょっと不格好な卵焼きになってしまったのですが、元彼はそれを指さして、教室内にいる他の人達に、私の作った卵焼きを見せて笑い者にしたのです。
周りの反応は、「お弁当作ってもらっていいな~」と私を傷付けるような反応ではなかったけれど、いやいや、この卵焼きをみてよ(笑)といった態度の元彼。
朝時間がない中、せっかく一生懸命作ったのに!
私はそんな風にお弁当を扱わないでと怒ったのですが、元彼は、卵焼きを笑ったりなんかしていない!の一点張り。
私は目の前で見たのに??
今さっき卵焼きを指さして笑ってたのに??
そんな風にお弁当を扱われて哀しいと伝えるも、そんなことはしていない!と怒り出す。
その後、逆切れした元彼から無視が始まりました。
「そんなことはしていない!」という言い分を信じて、私の勘違いだったね、ごめんねと、そう謝らない私に怒りを感じての復讐です。
普通の人だったら……
普通の人だったら、そもそも卵焼きをバカにしたりなんかしない。
そして、卵焼きをネタにして笑ったとしても、やめてと言われたら反省してやめるはず。
「ごめん」とか「配慮がなかった」とか、何か謝罪の言葉があるはず。
軽い気持ちでやってしまったとしても、彼女が怒れば、自分はまずいことをしたのだと気付くはず。
でも元彼は違いました。
この程度の冗談で怒るなんて理解できない。
そんなことしていないと言っているのに、俺の言い分に納得しないのは許せない。
俺の行動にケチをつけ、俺を悪者にして、非常に不愉快だ。
恐らく、そういった思考だったのだと思います。
私も譲らず、目の前で見たんだからと、謝ってと言ったので、元彼はキレた。
気に入らないことがあれば無視で解決
いつもと違って、私は自分の意見を引っ込めなかった。
一生懸命作ったものをバカにされて許せない気持ちは大きかったし、さらに、何も悪いことはしていないと、まるで私が酷い言いがかりをしているかのような元彼の言動にさらにイライラ。
なんで「ごめんなさい」って言えないんだろう?
自分が間違ったことをしたと認めたくないのだろう。
キレた元彼は「もういいわ」と言い、無視のスタートです。
自分の思い通りに物事が運ばない時、無視が始まります。
こうなると、私が謝るまで無視が続きます。
謝ったところで、「俺も悪かった」とお互い様にもなりません。
次は気をつけろよと、忠告を受け、いつも通りに戻るのです。
謝らないという選択肢
いつもいつも、ケンカする度に私だけが謝ってきた。
私ばかりが折れてきた。
なんで私ばっかり??
なんで私ばっかり振り回されなきゃいけないの?
なんで自分は悪くなくても、仲直りのために謝らなきゃいけないの?
今度は謝りたくない。
だって私は悪くない。
そんな思いから、自分からは連絡しないでいました。
でも、ずっと無視され続けるのは辛い。
仲直りはしたいけど、私が謝って機嫌をとって許してもらって……そんな仲直りはしたくない。
友人に相談すると、そのままの気持ちを伝えてみたらとアドバイスをしてもらい、仲直りはしたいと思っているけど、私が謝るのは納得できないことを伝えました。
何があっても謝らない
友人に学校からの帰り道、電車の中で相談に乗ってもらったことを覚えています。
謝りたくないけど謝らなくちゃいけないのかなと、そう悩む私に、「謝らなくていいやん」「いつも譲ってきてんやろ?」「自分ばっかり謝ってきてんやろ?」「その気持ちをぶつけたらいいやん」と、ためになるアドバイスをたくさんしてもらった。
この時、思えば私は元彼に洗脳されていたんだなと思います。
私が謝らなかったら、いつまでも無視が続くと思っていた。
だから嫌だけど謝るしかないと思っていた。
自分が謝らないという選択肢をすることが怖かった。
このまま無視がいつまでも続いて、それで別れることになるかもしれない。
こんな些細なことが原因で別れになるの?別れになってもいいの?
今ならそれでいいんです!と言えますが、当時は、何故だか別れることが怖かった。
なんでだろう??
この時はまだ、好きって感情が残ってたのかな。
元彼に謝ってほしいと伝えるも、彼が謝ることはありませんでした。
謝らない理由
何故ここまで頑なに謝らないのか?
それは、自分は何も悪い事などしていないと、本人がそう思っているから。
このお弁当の事件、私サイドで話をみると、彼氏のためにお弁当を作ったのにバカにされて哀しかった。それを訴えるも逆切れされて無視された、という話です。
でも元彼サイドで話を見ると、頼んでもいないのに勝手にお弁当を作ってきたから、仕方なく食べてあげた。卵焼きをネタに笑いをとろうとしたら、彼女が怒りだした。お弁当は食べてあげたし、ネタにもしてあげたのに、急に怒られて意味がわからない。俺はお弁当をバカになんかしていないのに酷い言いがかりだ。そんなことはしていないと言っているのに、謝ってと言って俺の言い分を聞きやしない。腹が立つから無視してやった。と、こうなります。
相手の気持ちを考えたり、思いやったりすることが出来ないモラハラ加害者。
自分のことしか考えていないから、自分勝手な言動になる。
常に自分が正しいと思っているので、歩み寄りが出来ません。
そして、自分こそが被害者だと思っているのです。