モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

私にとっては大冒険!映画館に行ってきました(*^▽^*)

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モラハラ夫と結婚していた頃、映画館で映画を観ることは禁止されていました⇩

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モラハラ夫にとっては、映画館で映画を観ることは何の価値もないこと。

そんなことの為に金と時間を使うのはもったいないのです。

特に、自分にはお金をかけてOKだけど、妻にお金を使うのがもったいないという考えなので、私が望めば望むほど映画館は遠ざかる。

私が映画館に行きたいと言えば、絶対に許すわけないだろって言うけど、理解できない。

自分は毎週一人でゲームセンターに遊びに行って、いったいどれだけ浪費していたのだろう。

モラハラ夫の、私と子どもを放置で一日中一人遊びは許されて、私が一年に一度映画館に行くことは禁止。

理不尽で不公平だけど、モラハラ夫のように子ども達を無視して勝手に外出なんて出来ない。

映画を観に行きたいって、日常の中のささやかな楽しみのはずだったのに、モラハラ夫と結婚してからは、ものすごくハードルが上がってしまった。

そして今、離婚をしたから自由に映画館に行けるようになったのだけど、私には乗り越えなければならない壁がある。

 

それは、車の運転(@_@)

もう本当に、自分で自分にうんざりしてしまうくらい運転が苦手。

ずっとペーパードライバーだったから、モラハラ夫と別居してから必死に練習した⇩

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別居してから車の運転をするようになったけど、もう3年は過ぎたのにまだまだ怖い。

近くのスーパーへはドキドキしないで行けるようになった。

職場も保育園も小学校も行ける。

でも、映画を観ようと思ったらイオンモールまで行かなきゃいけない。

イオンへは何度か行ったことがあるけれど、道が分からないので親に助手席に乗ってもらって何とか辿り着けていました。

私の下手くそ運転だと、だいたい20分~25分くらい。

でも、映画館は一人で行きたい。

子ども達にはまだ内容が難しいのと、きっと怖がるだろうから無理だなと思い、一人で観に行ってくることにしました。

GWに入ってしまうと、混雑するのが嫌だ。

そして6月まで待つと、ネタバレを回避するのも難しくなってくる。

公開直後のあまり人がいないタイミングで観たい。

ということで、急遽思い立って、昨日、仕事が終わってからご飯とお風呂をすませ、子ども達のことを親にお願いして、一人で映画館に行ってきました!

どうしても、観なければいけない。

自分のために。

自分の心に潤いが必要。

そのために、いざ!!

と思ったけど、家を出て早速後悔。

そうなのです。

夜の運転に心臓がバクバク。

それに、レイトショーに行くならイオンの駐車場のレイトショーに行く人用のエリアに駐車しなくちゃいけないので、初めての場所。

ドキドキ。

それでもぐずぐずしてると映画が始まっちゃうから、落ち着いて、車のエンジンをかけた。

暗い夜道。一人きりの心細さ。運転への恐怖と、恥ずかしいけどオバケとか幽霊とか、そっち系の恐怖も少し。。。

それにしても、見慣れた道も夜に走ると全然見知らぬ道になってしまって、その心細さと言ったら!!

目印にしている看板を見逃さないよう、集中して運転。

何とか!何とか間違えずにイオンの駐車場までたどり着いた時は、はぁぁ~~と大きく息を吐いた。

すごい、無事に来れた。生きてる。

安心したのも束の間、映画の時間が迫ってきている。

急いで駐車場の出口を確認してから、いざ館内へ!

トイレを済ましたら、ちょうど開場時間だったので、いそいそと入場して着席。

私を含めて7人くらいだったかな?

私より前の座席には誰も座っていなかったので、まるで貸し切りのような気分でした。

それでも映画が始まるワクワクはまだ味わえない。

今度は「帰り大丈夫かな?」「無事に帰れるかな?」って、帰りの心配でこれから始まる映画にワクワクできない涙。

正直、行きより帰りの方が心配なんです。

いつもと違う駐車場だから、いつもと違う出口から帰ることになる。

道間違えずに行けるかな?って。

それでなくても普段のイオンも帰り道が苦手で分からなくなる。

子ども達にも、出発前、

「帰り大丈夫?」

「一人で帰って来れる?」

と聞かれる始末。

息子の方が道を覚えているし、

「そこ左やで」ってナビしてくれる。

帰り道に事故をして、これが今生の別れだったらどうしようって、本当に自分の「映画を観たい」って欲のためだけにこんな無謀なことして、後悔するんじゃないかって、映画が始まるまで気が気じゃなかった。

そして、ついに、上映!!!!!

最初はまだ帰りの心配でドキドキしていたけど、徐々に映画の世界にのめり込み、途中からは帰り道のドキドキではなく映画本編へのドキドキで胸がいっぱいでした。

こんなにも素晴らしい作品を世に生み出してくださる人達がいることに感謝!!

ずっと胸が高鳴りっぱなしで、本当に素晴らしかった。

生きててよかった。

映画を観に来れてよかった。

諦めないでよかった。

今このタイミングで観れてよかった。

ただただ感動して、すごいとしか言えない。

我儘言って子ども達のことを親にお願いしてしまったけど、申し訳ないって思ってたけど、我儘許してもらえてよかった。

映画を観た自分と観なかった自分では、確実に全く違う人生になる。

何か大きな贈り物をもらったような気持ち。

絶対に、この先いい人生になるって、もっと頑張ろうって思える気持ち。

大好きな作品に触れることは、自分を喜ばせることは、本当にとても大事なことなんだって実感。

そして世界観にどっぷりつかって、余韻に浸れる幸せ。

これは映画館の醍醐味ではなかろうか。

私にとってはたかが映画ではなく、生きる糧。

辛い時、落ち込んだ時、悩んでいる時、元気をくれる作品。

来年の次回予告でもテンションが上がる。

今年の映画は原作を追っていないと子ども達には難しいだろうなって思ったけど、来年は子ども達も楽しめるんじゃないかな??と期待(*^^*)

私の大好きなものを、子ども達も大好きになってくれて一緒に楽しめたらいいなぁ。

そんな夢を抱きつつ、映画館を出れば現実の世界へ。

ここからはいったん感動の余韻を断ち切って、集中。

映画の内容を反芻するのは、無事に帰宅出来てから。

他の車が出口へ向かうのを観察して、シミュレーションをしてからエンジンをかける。

ゆっくりと駐車場の出口へ向かいながら、「本当にあってる?」「こっちであってる?」と自問自答のドキドキが止まらない。

駐車場の出口の信号、停止線で待っている時、「今は赤信号だよね」「ここで止まってるので正解だよね」って、心の中で自分へ語り掛ける。

そして、青信号になったら左折!!

行きもそうだけど、片側二車線が苦手。

しかもいつもと違う出口だから、不安しかない。

暗くて道がわかりにくくて、大型のトラックが多くて怖い。

行き慣れないのと夜道で見慣れない風景になってしまって、道を間違えたんだと思いました。

「どうしよう、どうしよう」

「反対方向に進んじゃったかも」

「この道知らない!!」

「前にイオン行った時、帰りにこんな道通った!?」

「このままどこへ行くの??」

もう人生終わったと思いました。

あの心細さと恐怖は一生忘れないだろう。

車の運転で苦手だなって思うのは、流れに乗って運転すること。

交通量の多い道は本当に苦手。

右車線を走っていたから、どこか適当にお店の駐車場に入って、体勢を立て直すことも出来ない。私には難しい。

このまま流れにのって迷子のまま進んで、高速とかに迷い込んでしまったらどうしようって、恐怖で泣きそうだった。

時間にして数分のこと。

信号で止まるたびに祈るような気持ちでナビを操作して(出発時ナビがうまく動いてくれず諦めて運転しだしました)、ナビが動いて道を間違えていなかったことがわかった時は安心で泣きそうになった。

それでも家までまだまだある。

途中、道路工事で車線変更しなくちゃいけなくて、暗かったのでぎりぎりまで気付けずにいて、後ろの車がゆっくり運転してくれていたおかげで何とか車線変更できました。

他にも、まだ真っすぐなのに右折のレーンに入り込んでしまいそうになったり、信号の停止線が分かり辛かったり、ドキドキしっぱなしで私しかいない車内は緊張した空気で張り詰めていた。

それでも運転を続けて、何となく見覚えのなる風景に出会えた時の安心感といったら!!

少しずつ道を思い出して、そうそう、ここはこんな感じだったって、家に近付いてきている実感。

それでも、よく知ってる道に出るまでの最後の交差点、ここで曲がるんだっけ?もう少し進んでからだったっけ?って焦る私にナビの声「右方向です」は神の啓示のようだった!!

ありがとう!ありがとう!と心の中で何度も唱えて無事右折。

そこから先はナビがなくても帰れる道だけど、油断は禁物。

暗いから見にくいし、交通量もぐっと減って今度は一人で運転の心細さがぐぅぅっと上がってくる。

だって田舎だから何もなくて、オバケとか出そう。

それでも何とか心を無にして集中。

無事に家の前までたどり着いてもまだ安心はしない。

車をしまって、無事に家の中に入るまでが遠足です。

「ただいま」と、ドアをあけて靴を脱ぎ鞄を下ろした時、帰ってこれた~~~!!!!!と解放感に浸っていました。

生きて帰れてすごい。

もう二度とあんな怖い思いはしたくない。

今度子ども達を連れて映画を観に行くときは、明るい時間帯にしよう。

 

普通に運転している人からすれば、「ちょっとレイトショー行ってくるわ~」ってサクッと行って帰ってくるだけの話。

運転が苦手な私にとっては、大冒険でした!