最近、底辺の職業ランキングなるものが公開され、批判殺到というニュースをチラッと見て、モラハラ夫の発言を思い出しました。
底辺の職業ランキングなんて、モラハラ夫が喜んで飛びつきそうなネタです。
記事を読むと気分が悪くなるだろうなと思ってチラッとしか読んでいないのですが、この底辺職業ランキング一覧を見ると、かつてモラハラ夫が語っていた底辺の職業と一致します。
このランキングを作った人とモラハラ夫は思考が似ているのでしょうか。
とても嫌な気持ちになるランキングです。
モラハラ夫は、プライドが高い。
だからといって、自己肯定感が高いわけではありません。
本人は自分に自信たっぷりのナルシストですが、他者を見下し蔑み罵倒することでしか自分のプライドを守れないのです。
本当に自己肯定感が高いなら、他者を見下す必要なんかないのですが、モラハラ夫はとにかく自分の周りの人を悪く言うことでその人の価値を下げ(実際には下がりませんが)自らの価値を上げようとします。
なので仕事に関しても、「自分は底辺の職業ではない!!」と偉そうに言うことで、「自分は社会的価値のある仕事をしている」「そんな自分は価値がある偉い人間」だと思い込もうとします。
「底辺の仕事しか出来ない人間は負け組」「誰でも出来る仕事しか出来ない人間」など、モラハラ夫の価値観で底辺の職業というものを決めつけ、嘲笑します。
これは見ていて本当に気分が悪く、こんな人と夫婦でいることが恥ずかしくなる行為です。
具体的にどういったことが行われるかというと、実際にモラハラ夫が底辺の職業だと決めつけた人達に向かって、「底辺の職業(笑)」って声に出していうのです。
それは、珍しくモラハラ夫と二人で外出した時のこと。
たまたま通った道が道路工事中。これにモラハラ夫がニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべ嫌なことを言い出しました。
「あれってさ~底辺の職業だよね(笑)」
「ああはなりたくないよね~~(笑)」
こんなこという人間が本当にいるんだなという驚きと、それが自分の夫であるという現実。
作業されてる方々にモラハラ夫の嘲笑が届いて欲しくない。
ものすご~く嫌な気持ちになったので、すぐに抗議した。
「なんで?」
「ねんでそんなこと言うの?」
「工事してくれる人がいなかったら、誰が道を作るの?」
「失礼すぎない?聞いてて気分悪いんだけど?」
そう私が言えば、モラハラ夫は持論を語りだしました。
「本当に偉い仕事って言うのはさ、現場に出ないんだよ」
「冷暖房のついた部屋で、人を動かす為の指示をする人間なんだよ」
「そっちの側じゃないんだから、それは底辺だよ」
「それに肉体労働なんて誰にでも出来る仕事だよ」
「その人しか出来ない仕事じゃなくて、誰にでも出来る仕事にしか就けなかったから底辺って言うんだよ」
「俺は、ああはなりたくないね」
ここからモラハラ夫がいかに自分の仕事にプライドを持って働いているか、将来的にはどうなりたいかを語りだしていましたが、モラハラ夫の発言にとてもイライラしていたので内容は頭に入ってきませんでした。
私の親族にも、モラハラ夫のいう「底辺の職業」の人がいて、モラハラ夫はそれもバカにして見下してきたけど、私は底辺の職業だなんて思わない。
こういった考えや発言が許せなくて抗議したけど、モラハラ夫のお決まりの台詞「本当のことを言って何が悪い!!」が返ってきて、話し合いにならなかった。
その後も似たようなシチュエーションの度に、「底辺だよ(笑)」ってモラハラ夫が言うので、何度も抗議した。
「やめてって言ってるじゃん」
「聞いてて本当に不愉快」
「底辺じゃないでしょ?なんでいちいち不快になることを言うの?」
その度にモラハラ夫が言い返す。
「だって本当のことだから~~」
「底辺じゃないっていうのは、どんぐり子ちゃんの意見でしょ?」
「世間的に見れば底辺だから」
「職業に貴賎なしって言うけど、実際はあるんだよ(笑)」
何度抗議しても全く治らない。
そして、こういった言動はどんどん悪化していきます。
モラハラ夫の言動は育児に悪影響。
だからやめてほしいのに、わざわざ息子に教えるのです。
「あ~ゆ~仕事はなぁ~底辺って言うんだぞ~(笑)」
「あんな大人になっちゃダメだからな(笑)」
息子はまだ小さかったから、パパに教えられたことを覚えていないのがせめてもの救い。
それでも私はモラハラ夫の言動を許せないから、激しく抗議した。
でもモラハラ夫には自分が悪いことをしている自覚はありません。
息子が将来底辺の職業について底辺の人間になって社会の負け組にならない為に、正しいことを教えているという認識なのです。
底辺だの負け組だのはモラハラ夫の歪んだ価値観ですが、もうどれだけ言葉をつくしてやめるように言っても治らない。だって俺は正しくて妻が間違っているから。
「将来息子が小学生になった時、クラスのお友達に向かって底辺って言葉を使うかもしれないよ?」
「俺はレベルが高いけど、お前たちは底辺だな(笑)とか、クラスの中でそんな発言を息子がするようになったらどう思う?」
「親が使う言葉は気を付けないと」
「何を思うのかは自由だけど、それを発言していいかどうかは考える必要があるでしょ?」
どう言えばモラハラ夫はやめてくれるのだろうと悩み、息子が歪んだ人間になる将来を話してみた。
これについては、
「まぁ確かに、それは困るな」
とモラハラ夫は言い、やっとのことで、子ども達に、底辺の職業は見下していいと歪んだ思考を押し付けることをやめました。
モラハラ夫の計画では、息子は心の中では他者を見下しバカにするのは全然OKだけど、表面上は優等生でいなければいけないのです。
クラスメイトのことを底辺と思うのはいいことだけど、それを声に出して教室の中で問題を起こすことは困ることなのです。
私は、息子が心の中で他者を底辺だと見下しバカにするようになるのも大きな問題だと思っていますが、モラハラ夫にとってはそれは健全に育っていることになるのだそう。
モラハラ夫とは育児の方針が合いません。
何を思うのか自由だとモラハラ夫には言ったけど、子ども達には「底辺の職業(笑)」なんて思ってほしくない。
本当はバカにしていいし見下してもいいけど、教室の中でそれをやると評価が下がるからやっちゃいけない。そうじゃなくて、バカにしてはいけないし見下してもいけない。どうしてそのことがモラハラ夫には伝わらないのだろう?
子どもを健全に育てようと思ったら、まず子どもの父親であるモラハラ夫に健全な思考を持ってもらわなくてはいけない。
それが叶わないなら、離婚して物理的に距離をとるしかない。
離婚してよかったです。