育児をする上で気を付けるようにしていることは、自分がされて嫌だったことは子ども達にはしないこと。
上司に言われて嫌だなと思ったことを、子ども達にしてしまっていた話はこちらです⇩
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育児って難しい。
気を付けようと思っていても、出来ないことってたくさんある。
自分がされて嫌だったことを、そのまま子ども達へしてしまっていたこともある。
反省。
最近は3歳の娘がめちゃくちゃ手がかかるようになってきた。
保育園で優等生な分、家では甘えん坊。
そんな娘が急にぎゃんぎゃん泣き叫んで、もうどうしようかと途方に暮れていた時、娘の気持ちを受け入れたらピタっと泣き止んだ。
時刻は夜。もう寝る支度をすませ、後は布団に入って眠るだけ。
歯磨きをすませた娘が突然火のついたように泣きだした。
「うわわわわわわああぁぁぁんんん!!」とばかり言っているので、何と言ってるのか聞き取るのにも苦労したのですが、どうやら歯ブラシを立てるのに使っているカップがキティちゃんじゃないことが嫌だったようで、「キティちゃんがよかった」と泣き叫んでいるようでした。
子どもって本当によく分からない。
キティちゃんのカップはあるのですが、娘は「使わない」と言って手放したのです。
そしてキティちゃんを使わなくなってから随分たっている。
昨日まで平気だったのに、何のスイッチが入ったのか突然に泣き叫んで手が付けられない。
一日の疲れがたまってくたくたで、もう寝る前で眠いしで、私はついイライラしてしまいました……。
「キティちゃんは使わないって自分で言ってたでしょ」と言ってしまった。
これが火に油を注ぐ結果となり大号泣。
もうぎゃんぎゃんのぎゃんぎゃんで手が付けられない。
自分で使わないって手放してから随分たつのに何で今この瞬間になって泣き叫ぶのだ?
何とか布団まで移動して寝かしつけようとしたけれど、布団の上でずっと泣き叫ぶばかり。
どうしようかと呆然と何も考えられなくなっていた時、ふと、娘の気持ちを受け止めるという選択肢が頭の中に浮かんできました。
泣き声が頭に響いてしんどくて、はやく泣き止んでほしくて、叫び続ける娘にイライラして、怒りそうだった自分がスッと引っ込んで、不思議と静かに娘に声をかけることが出来た。
「そうかそうか、キティちゃんのカップが使いたかったんだね」
娘の泣き叫ぶ声に負けないくらい大きな声をだしたわけじゃなく、普通に静かに声をかけただけのに、娘には届いたようで。
「……うん。」と涙ぐみながら返事をした。
「キティちゃん好きだもんね」
「使わないって言ったけど、今はやっぱり使いたくなったんだね」
と、そう声をかけたら、静かに泣き止んで、また「……うん。」と返事をした。
そこからは嘘みたいにピタっと完全に泣き止んで、落ち着いて話をすることが出来た。
そしてあっという間に笑顔で「おやすみなさい」と眠りについた。
気持ちを受け入れるって大事なことなんだな。
大事なことなのに、育児中はつい忘れてしまいそうになる。
私だって、自分の気持ちに共感してもらえなくてお説教されたら、もうこの人に相談するのはやめようって思うし、距離ができる。
自分の気持ちを分かってもらえないと辛いのです。
そのことを、泣き叫ぶ娘を見ていた時は忘れてて、わけのわからないことで泣きだしたと思ってしまいました。
自分がされて嫌だったことは、子ども達にはしないように気を付けます。
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