モラハラ夫との結婚生活では様々な苦労があったけど、やっぱり会話が成立しないのは大きな問題でした。
モラハラ夫は私が話したことを覚えていない。
自分の発言でさえ記憶にないと言い出す。
自分であれこれ命令しておいて、後になって「知らない」って言いだすのです。
一つ一つの会話で生じる問題は小さいことでも、それらが積み重なっていくとかなりのストレス。
今日は「豆腐ハンバーグを作るな」と言われた話について書いていこうと思います。
モラハラ夫の食事の好みは、味の濃い肉料理。
野菜はいらない、魚はまぁまぁ。
とにかく、肉をメインにするように言われていた。
トンカツ定食とか、生姜焼き定食とか、ハンバーグ定食とか。
ほうれん草のお浸しとかきんぴらごぼうとか、そういった野菜のおかずは食卓に出せば仕方ないから食べてやっているという感覚のモラハラ夫。
肉料理をお皿によそる時は、モラハラ夫の分は肉が多め、私の分は野菜が多めになる。
とにかく肉が食べたいと常に言っていたように思う。
正直、そんなに毎日大量の肉を買うだけの食費はない。
豚汁や肉じゃがは肉が入った料理にカウントされず、それらを作ってしまった日はもう一品メインの肉料理が必要になる。
家計が圧迫されるし健康面も心配なので、豆腐ハンバーグを思いついた。
豆腐を混ぜれば肉の量が少なくてすむからお財布にも健康にも優しいのでは?
そう思った私はモラハラ夫に聞いてしまったのです。
「豆腐ハンバーグを作ってもいい?」
「経済的だしヘルシーだし」
モラハラ夫は言います。
「俺は豆腐ハンバーグをハンバーグだとは認めない!」
「豆腐ハンバーグは絶対に食べない!!」
「作ったって食べないからな!!」
「絶対に作るな!」
断固として拒否されて、結局豆腐ハンバーグを作ることは出来なかった。
自分では気付いていなかったけど、この頃の私はもうすでに洗脳されていたのです。
何故なら、何をするにもモラハラ夫の許可が必要だと思い込んでいたから。
別に、勝手に豆腐ハンバーグを作ったってよかったんです。
モラハラ夫は口うるさくいう割に味の違いはあまり分かっていません。
最初は少しだけ豆腐を混ぜてハンバーグを作って、モラハラ夫が気付かなかったら少しずつ混ぜる豆腐の割合を増やしていけばよかったんです。
それなのに、「作るな!!」と言われたから「作っちゃダメなんだ」と思い込んでいた。
そして豆腐ハンバーグを作ることなく、数年の月日が流れたある日。
モラハラ夫が当然言いました。
「どんぐり子ちゃんってさぁ、豆腐ハンバーグを作らないよね?」
「なんで作らないの?」
「豆腐ハンバーグを作ったらさ、健康的だし経済的だと思うよ?」
健康的だし経済的だから作ったらいいのにと、さも自分は素晴らしい提案をしているのだと言わんばかりに話されて思考が追い付かない。
健康的だし経済的だから豆腐ハンバーグを作りたいと言っていたのは私なのに。
それを禁止したのはモラハラ夫なのに。
これと似たようなことが他にもあった。
例えば、こちらの記事⇩
www.akanedonguri.com
私が言ったことを否定しておいて、後になってひっくり返す。
私が言ったことも、自分が言ったことも記憶にないよう。
豆腐ハンバーグのことは「作るなって私に言ったよね?」と言い返したけど、全く身に覚えがないらしい。
普通の人だったら、
「そんなこと言ったっけ?」
「覚えてないや」
と言ったとしても、
「ごめん」って言葉は出てくるのではないだろうか?
モラハラ夫は謝らない。
いつも決まって逆ギレするか笑って誤魔化すか。
とにかく都合の悪いことからは逃げるのである。
たかが豆腐ハンバーグ。
日常の中の小さいこと。
それでもこんなことがよくあると疲れるのです。