モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

モラハラ夫のモラハラエピソードその92 電車で座れなかったら、周りに聞こえるように文句を言う

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モラハラ夫との外出は、とても憂鬱。

いつ怒りが爆発するかヒヤヒヤするし、周りの人に迷惑をかけないかドキドキ。

「暑い」

「寒い」

「混んでる」

「待ち時間が長い」

そんな、私に責任があるわけではない問題で、即不機嫌。

「あそこにいる女が俺のことをジロジロ見てきた」

「や~ねぇ~」

そう言って、俺に色目を使ってくる女がいて不愉快だと、それって勘違いじゃない?ってドン引きしたくなるようなことも平気で言う。

「あそこにいるデブが視界に入って目の毒」

なんて言葉も、電車の中や街中を歩いている最中にも口にする。

何度咎めてもやめない。

正直、こんな人間と一緒に歩きたくない。

行動を共にしたくない。

肩身が狭い。周りの人に失礼で申し訳ない。連れだと思われたくない。

でもモラハラ夫はどう思われようと平気です。

「本当のことを言って何が悪い!」

そう言って、自分は間違っていないと思っているのですから。

 

ある日のこと、混雑した車内で、モラハラ夫の若干斜め前の席が空きました。

私はモラハラ夫が座るのだろうと思っていたのだけれど、座らない。

モラハラ夫が座らなかったから、隣に立っていた年配の女性が座りました。

これにモラハラ夫が静かにキレた。

不機嫌スイッチが入って、ずっと目の前の女性に聞こえるように、ぶつぶつと文句を言い続ける。

「いやいや、今のはないでしょ」

「ありえないわ」

「は?普通座る?」

「ないわー」

「普通座らないよな~」

「どんな神経してんだろうな~」

……。

申し訳なさそうに縮こまって座る女性に申し訳なくて、モラハラ夫に言い返した。

「なくはないでしょ?」

「なんでそんなこと言うの?」

モラハラ夫も、一応電車の中で大声を出してはいけないという思いがあるのか、それとも女性にだけに聞こえるようにネチネチ言うのが好みなのか、私が咎めた後もずっと小声で文句を言い続けていた。

「いい加減やめてよ」

「そんなこと言うの恥ずかしいよ」

私が怒れば、

「だってありえないから」

「見ただろ、さっきの」

そう言って、ずっと目の前の女性に聞こえるように、小声で文句をぶつぶつ言い続けた。

かっこ悪いし、恥ずかしい。

一緒にいてて、最悪の気分。

一連の流れは見ていたけど、女性が横取りしたというよりは、誰も座らないんなら座るといった感じで、私が見た限りではモラハラ夫から無理やり席を奪ったようには見えなかった。

そもそも、座るつもりだったなら、すぐに座ればよかったのに。

「ないわ~ないわ~」

「信じられないわ~」

「ありえないわ~」

「普通は座らないと思うけどね~」

何度注意してもやめない。

だって俺は席を盗まれた被害者だから、加害者を責める権利がある。

そう思っているのか、ずっとぶつぶつうるさい。

「電車の中で喧嘩売らないで」

そう言って咎めたけど、どうしても強くピシャリと咎めることが出来ない。

機嫌を損ねたら、どんな目に合うか分からない。

一日中無視なのか、帰宅した後に暴言を吐かれるのか。

そもそも、この外出が中止になってしまうのか。

それとも、電車内ということに構わず、大声で怒鳴りだすのだろうか。

モラハラ夫を怒らせると、後々本当に面倒なことになる。

かといって、モラハラ夫の機嫌をとるために、私も一緒になって目の前の女性を侮辱するような発言はしたくない。

モラハラ夫がぶちキレしない程度には苦言を呈し、女性には「あなたは悪くないです、すみません」ってアピールをしたい。

直接女性に話しかけると、モラハラ夫が大噴火しそうだからそれは出来ない。

結局ベストな対応が思いつかず、女性に聞こえるように悪口を言い続けるモラハラ夫へ「いい加減にして」「なんでそんなこと言うの?」と女性にも聞こえるように発言を続けることだった。

本当に、いつ爆弾が爆発するのかとヒヤヒヤした。

女性は何駅か通過したところで席をたって電車を降りた。

その時、申し訳なさそうに私に会釈して出て行った。

その姿をみて、本当に申し訳なかったと思った。

モラハラ夫を止められない自分にも責任はある。

 

「気分悪いから先に帰るわ。今日の予定は全部キャンセルで」って、私がモラハラ夫をおいて出て行ってもよかったんだよなぁ。

今になって思う。

当時はモラハラ夫を怒らせたら何が起こるか分からない恐怖があった。

モラハラ夫は目的の為なら、私の大事なものを全部ぶち壊しに出来る人間。

喧嘩をしても、普通の人だったらこれ以上はダメだなって、やっていいことと悪い事の線引きがあるのですが、モラハラ夫にはそれがない。

だから、怒らせたら何をされるか分からない怖さが枷となって、何も出来なかった。

多分先に私が帰ったらモラハラ夫はブチキレる。

まともな会話は出来ず、私が怒ればそれ以上に怒鳴り散らして怒ってみせるので、話し合いは不可能。

ひたすら無視される日が続き、疲労困憊するのは目に見えている。

モラハラ夫の機嫌を損ねるとどうなるか学習してしまったから、何も出来なかった。

洗脳とか支配とか、まさか自分がそうなっているなんて思わなかった。

自分で過去を振り返ってみると、「さっさと離婚しておけばよかったのに」って思うんですが、なかなかそれが出来なかったんですよね。

離婚は出来ないって思い込んでいたから。

www.akanedonguri.com

 

今は離婚できて本当によかった。