夫と別居し、様々な手続きにおわれる日々の中、今日は保育園の面談に行ってきました。
書かなきゃいけない書類や準備しなきゃいけない持ち物が多くあり、目が回りそうです。
それでも1月からの入園が決まりました。
保育園のことを色々書きたいのですが、自分の気持ちを整理したいので、先に離婚を決意出来た経緯や別居までの流れ、別居後の手続きのことなどを書いていこうと思います。
まずは離婚出来ないと思い込んでいた話から。
夫との結婚生活、何度も離婚したいと思うことはありました。
でも同時に、離婚は出来ないと思い続けていたのです。
離婚したいけど、離婚は出来ないから我慢しなくちゃ……。
ずっとそう思い続けてモラハラを我慢していました。
離婚出来ないと思った理由は、専業主婦だから、妊娠中だから、産後だから、子どもが小さいから、離婚後の生活が不安……等々その時々によって違います。
でも共通しているのは、この程度のことで離婚してもいいの?という思い。
夫は狂ったようにゲームをやり続け、私に暴言を吐いてばかりいましたが、モラハラがない日も存在し、そんな日は普通に平和に過ごすことが出来ていたのです。
浮気をしたわけでもない。借金があるわけでもない。無視はされるけど大抵は数日で終わるし、物に八つ当たりはするけど壁に穴が空いたこともない。
モラハラという言葉を知った時、夫のことだと思ったのですが、私が受けているレベルのモラハラでは離婚出来ないと思い込んでいたのです。
モラハラから逃げるには別居か離婚しかないと知った時も、私は別居も離婚も出来ないから逃げられないんだと思い込んでいました。
そもそも、離婚を決意しなきゃいけないレベルのモラハラを受けていたことに気付いていませんでした。
世の中には自分よりも辛い思いをされてる方が大勢いて、私レベルの辛さで辛いと言うなんておかしいと思っていたのです。
夫が悪いと思っていたし、夫がおかしいと、許せないという思いもありました。
でも自分の中に、本当に夫だけが悪いのか?と問う自分もいて、自分自身の責任を考えてしまう自分もいたのです。
人は鏡と言うから、私が変われば夫も変わってくれるのでは?と頑張ってしまっていたんです。
それに、離婚することに後ろめたさを感じていました。
結婚を祝福してくれた方々に申し訳ない……。
親にも迷惑をかけてしまう……。
私さえ我慢すれば、偽りでも平和な暮らしを作ることは出来る。
夫のことは嫌いだけど、家事育児をしないという夫はよく聞くし……。
我慢できない私がおかしい?いやいや、夫がおかしいはず……。
ぐるぐるぐるぐる悩み続け、結局いつも結論は、夫のことは嫌いだけど、離婚は出来ないから我慢。
専業主婦の自分が子ども二人を連れて夫と離婚するなんて、想像も出来ない世界だったのです。
でも、いつか絶対に離婚してやるという思いもあったんです。
このままでは離婚だな。今度こそ本当にダメだな。もうこれ以上はやっていけないな。そう思う瞬間は多くあったのに、子どものことを思うと踏み切れません。
まだこんなに小さいのに一人で育てていける?
離婚して経済的に不安定になったら、金銭面で子どもに不自由させてしまうかもしれない……。
思い返せば、離婚したいけど今は無理という思いが毎日のようにありました。
離婚するにしても、働きだして経済力をつけてからの方がいいのでは?との思いもありました。
嫌なことがある度に離婚が頭をよぎり、でも、まさか、本当に??との気持ちもあり、離婚はしたいけど、どこまでそれが本当のことなのか、自分でもわからなくなっていました。
夫がモラハラをするのが当たり前だったように、私が離婚したいけど出来ないなと思ってしまうことも当たり前だったのです。
離婚したい離婚したいと思いながら、自分でも不思議なくらい、それは現実的ではないと思い、我慢し続けていたのです。
そして、とんでもない思考回路だったのですが、
自分には離婚してもいい理由がない・資格がないと思い込んでいた時期もあったのです。
夫のモラハラにより自己肯定感が下がりまくっていた私は、自分よりもきっと辛い思いをされているであろう方々を勝手に想像し、勝手に比べ、勝手に解釈していました。
世界には戦争や貧困で苦しんでいる人が大勢いる。夫はモラハラだけど、衣食住がある今の生活は恵まれているのだ。今の生活が苦しいなんて言ったら、自分よりも大変な生活をしている方々に失礼では?現状をありがたいと受け止めることが出来ない狭い心をしている自分はとても性格が悪いんだなと思い、自分で作り出した事実を受け入れることが出来ずに悩み(辛いと思っちゃいけないのに辛いと思ってしまう)性格が悪い私に原因があると思いこみ、離婚したいけど出来ないと思い込んでいたのです。
夫との関係に悩んでいた時期、まさか本当に自分が離婚しようと思うなんて夢にも思っていなかったと思います。
離婚はしたいけど、出来たらいいなという夢のような話だったのです。
夫のモラハラは当たり前、私が夫を憎く思うのも当たり前、そんな自分に自己嫌悪するのも当たり前、毎日が辛いのも当たり前、夫のやることに振り回されのも当たり前。
そんな私が離婚を決意できた理由は、
私がDV・モラハラの被害者なんだと自分で認識することが出来たからです。
最初に夫のことをモラハラだと思った時、夫はモラハラ男だが私は被害者と言えるほどの立場ではないと思いこんでいたのが、はっきりと被害者であると認識出来るようになったのです。
今まで夫のことはモラハラ夫だと思っていたのですが、それはあくまで私がそう思っていただけで、本当に夫がモラハラ夫なのだとは気付いていなかったのです。
モラハラはモラハラでも、離婚しなきゃいけないレベルのモラハラは別次元のものだと、どこか遠い世界のように感じていたのです。
なにせ、私の結婚生活が辛いのは、私が夫の言動を不快に感じる心をしているのが悪いのであって、私さえ性格を変えることが出来ればうまくいくのだと思い込まされていたのですから。
そして、性格を変えることが出来ない私が悪いのであって、夫は何も悪くないと思い込まされており、夫のことを憎く思う自分が悪く、自分のせいで生活が辛いのに夫を憎むなんて私は自分勝手でダメな人間なんだと思い込まされていたのです。
こんな馬鹿みたいな話があるわけがないのですが、本当に自分で気付いていなかったんです。
離婚したいと願う気持ちのその裏で、本当に夫が悪いの?と自問自答。
本当にこの自問自答は自分でも気付かなかった小ささで、知らず知らず夫の手口にはまってたんだなと思い知らされます。
でも、自分が被害者だと気付けたのです。
被害者だと気付けたので、逃げてもいいこと、離婚してもいいことに気付けました。
そのことも書きたいのですが、長くなりそうなので今日はここまでにします。