金曜日、保育園から帰ってきた娘のカバンの中に、見慣れない衣服がありました。
水洗いされたパンツとズボンがビニール袋に入っていた。
この状態でカバンに入っているということは、トイレを失敗して着替えたということ。
娘は着替えておらず、心当たりのないもので、名前を確認すると同じクラスの女の子の持ち物のよう。
今から保育園に持っていくには、もう園が閉まる時間帯。
月曜日まで置いておくと濡れているからカビが生えるかも。
自宅で洗濯して、月曜日に娘に持たせるのがいいかな?と思いつつ、保育園に連絡してどうすればいいのか確認した。
電話に出た先生は平謝りで、助かりますとの言葉だった。
自宅で洗濯して、月曜日に娘に持たせる。
それで解決することが、モラハラ夫と結婚していた頃は叶わなかった。
子どもがお友達の服を間違ってもって帰って来ることはなかったけど、今回の件にモラハラ夫が関わっていたらどうなるか想像がつく。
洗って月曜日に持たせる場合
他人のガキの汚した服を、うちの洗濯機を使って洗ったのかよ!信じられないことするよね!
幼稚園に苦情の電話を入れたんだろうな!?
洗わないで先生に苦情を言う場合
そのくらい洗ってあげたらいいのに、わざわざ苦情を言ったの?
信じられないことするよね。優しさってものがないよね。
どうすればいいかモラハラ夫に確認した場合
なんでそんなことでいちいち俺に確認するんだよ!?
そのくらい一人で考えて行動しろよ!!
モラハラ夫に確認も報告もせず、後になってモラハラ夫が知った場合
なんで俺に言わなかったの!?
言ってくれたら俺が怒鳴りこみに行ってあげたのに(笑)
等々、こんな感じでしょうか。
他にもパターンはあるだろうけど、決まっているのは何を選んでも罵られるということ。
モラハラ夫による後出しジャンケンは、日々の生活の中で本当によくありました。
モラハラ夫との外出時、自動ドアではないドアを、すぐ後ろにいる人のために開けておさえていたら、「別にそんなことしなくていいのに」「時間の無駄」とぶつくさ文句を言い出した。
次回同じ場面に出くわした時、今度は何もしないでいたら、「後ろに人がいるのに」「それはないんじゃない?」って責めだした。
他にもある後出しジャンケンの記事はこちらです⇩
www.akanedonguri.com
何を選んでも否定される。罵られる。
何が正解か分からなくなって、自分で判断が出来なくなっていく。
自分で判断が出来なくなると、「なんで出来ないの?」とより一層モラハラが悪化していく。
「いつも全部私が選んだ後で、選ばなかった方を正解にするじゃん」と、モラハラ夫のやり方を訴えたら、「たまたまだよ(笑)」と言い、人のせいにすることは悪いことだと言い出した。何でも俺のせいにするんだねって、呆れたように言うのだ。
大きなことも小さなことも、何を選択すればいいのか分からない。
いつも自分が選んだものが不正解になってしまう。
いかに自分がダメな人間かの証明をしているようで、頭を上から無理やり押さえつけられているかのようなストレスを感じていた。
モラハラ夫と一緒に暮らしていたら、娘がお友達のパンツを持ち帰っただけで、数日は無視をされるような事件へと発展していただろう。
日常の中の些細なことに神経をすり減らし、どんな些細なことでも何を選べばいいのか分からなくなっていくあの感覚。
あの息苦しさから逃げ出すことは正解だった。
自分で何かを選択する力は随分弱まってしまったままだけど、少しずつ回復させていきたいと思います。