息子に「お母さんの将来の夢ってなに?」って聞かれたけど、将来の夢って何だろう?
保育園の卒園式で、卒園記念に色々もらってきた息子。
その中に、園児たちの将来の夢が書かれた冊子があった。
懐かしい。
息子が卒園した保育園は、私が子どもの頃に通っていた保育園。
私が卒園する時も、将来の夢が書かれた冊子があった。
中のデザインが全く同じで、何だか自分が年長の時にタイムスリップしたような気持ちになった。
私の卒園時の冊子は押し入れの奥に保管している。
探せばあるけど出すのが面倒。
確か、夢は『ケーキ屋さん』だったと思う。
『お花屋さん』と迷って、『ケーキ屋さん』にした。
可愛いイメージがあるもので、『お花屋さん』は他の女の子達に人気だったから被るのが嫌で、『ケーキ屋さん』にした。
ケーキを販売している絵を描いたけど、ケーキを売る人じゃなくて作る人に憧れていたから、『パティシエール』が正解なのだろう。
でも、なりたい職業というわけではなく、なれたら楽しそうだなと漠然とした憧れであった。
保育園を卒園して、なりたい職業はその後色々思い浮かんだけど、何一つ実現せず現在に至る。
現在の将来の夢を息子に聞かれて答えに困った。
なりたい職業なんて希望はなくて、この先子ども達が生活に困らないだけの給料を稼ぐことが出来て、育児に融通がきく職場だったら何でもいい。
出来ればパワハラとかモラハラとかがなくて、ブラックじゃなくて、普通に働ける場所がいい。
現実的な将来の夢なら、経済的に安定して何の不安もなく人生を全うしたい。
それは夢というより目標なのだろうか。
もっとわくわくするような夢はないのだろうか。
図書館に行って、大好きな本をいっぱい読みたい。
映画館に行って、大好きな映画を観たい。
子ども達とお菓子を作ったり料理をしたい。
自分に出来ることを少しずつ増やしていきたい。
平和な日常の延長線上にあるこれらの夢は、ちょっと手を伸ばせば叶うはず。
もっと大きな夢は何だろう?
今はまだ思いつかないけど、これから探すのも面白いのかもしれない。