前回の記事で、鬼滅の刃について少し書いたのですが、すごく好きな漫画なのでもっと感想を書いておきたいな~と思い、ちょっと鬼滅の刃について語らせてください(^o^)/
前回の記事⇩
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※ちょっとネタバレも含まれると思うので、まだ鬼滅の刃を読んでなくてネタバレNGの人は読まないでくださいね。
鬼滅の刃を読んですごいな~と思ったのは、漫画を読んで物足りなく感じること。
このエピソードをもっと詳しく!と思う場面がいくつあっただろう。
もっとキャラの背景を知りたかったし、もっと色んなことを詳しく知りたかった。
そう思わされるのは、くどくなく、飽きさせることもなく、物語を駆け抜けていく疾走感があったからではないかと思います。
そして時代設定が大正時代だというのも好きです。
漫画なんだって、作り話なんだって分かっているけど、大正時代の写真なんか見てみると、この時代に生きていたんだなぁなんて思ってしまう。
なんとなくセンチメンタルになる。
異世界とか近未来とかの設定じゃないので、漫画を読み終わった後は何だか本当にあったことのように感じてしまいました。
そして何といっても魅力的なキャラクター達。
誰が好きかと聞かれたら、みんな好き。
みんな可愛いし格好いい。
でも衝撃的だったのが、鬼殺隊の中で『柱』と呼ばれる強い九人の剣士の年齢です。
みんな10代20代で、最年長で27歳。若い……。
漫画を読んでいる時は主人公の目線で読んでいたから、強くてかっこいいお兄さんお姉さんみたいな感じで見てたけど、みんなめっちゃ若いですやん。
こんなに若いのにみんな立派で、精神年齢高すぎない?
自分が10代20代の頃なんて、自分のことで精一杯で、こんなに格好良く生きてない。
そして印象に残ったシーンですが、琴葉さんが伊之助を抱っこしているシーンです。
鬼滅の刃はネタバレを聞いた上で漫画を読んでいたので、本来ならハラハラドキドキの展開もあっと驚く展開も冷静に読んでしまい、きっとネタバレなしで読んでいたなら泣いていたであろうシーンでも泣かずだったのですが、琴葉さんは違いました。
上半身裸でイノシシの被り物をしている伊之助。
野生!みたいな感じで、まさか伊之助絡みでうるうる涙するとは思いませんでした。
伊之助はお母さんが鬼に殺されているという情報は事前にネタバレで聞いていたのですが、お母さんがどんな気持ちで伊之助を育てていたかまでは聞いていなかったのです。
旦那に殴られ、姑にいじめられ、赤ちゃんだった伊之助を連れて逃げ出した琴葉さん。
「伊之助はあったかいねぇ」
「一緒にいられて幸せだねぇ」
って言って赤ちゃん伊之助を抱っこしてるシーンを見たら、ふいに息子と娘が新生児だった頃を思い出しました。
(写真はイメージです)
抱っこするとあったかくて、幸せな気持ちになったこと。
小っちゃい手や足が可愛かったこと。
大事に育てようって思って、宝物だと思ったこと。
ぶわ~と色々思い出してきて、母親目線で読みました。
旦那のDVが原因で家を飛び出した境遇も、自分と似ているので余計に感情移入しました。
子ども達は宝物で、大事で、しっかり守って育てなきゃって改めて思って、漫画を読み終えた後は息子と娘の寝顔を見ながら色々と考えてしまいました。
琴葉さんのシーン以外にも考えさせられることは色々あって、一生懸命生きていかなきゃいけないなという気持ちにさせられる漫画でした。
あたり前だけど、子どもにはお母さんがいる。
それぞれのキャラの親子関係も興味深くて、自分が子どもの頃だったら子ども目線で読んでいたけど、今は親目線で読んでしまうことも多いです。
モラハラ夫と離婚はしたけど、これからの将来は不安でいっぱい。
それでも前を向いて進んでいかなきゃなと、改めて思う。
ところで、これは漫画を読んだときいつも思うのですが、海外ではどうやって翻訳されているのだろう?
「母ちゃん」「母上」「お袋」とか、これってそれぞれどんな訳になるんだろう?
同音異義とかは、どんな風になるんだろうなぁ。
そんなことも含めて色々考えて勉強させられて、いい漫画だなぁと思いました。
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