モラハラ夫は妻が体調不良になると不機嫌になる。
心配はしない。
看病もしない。
本来妻がやるはずだった家事や育児が自分に降りかかってくるのを嫌がって、ものすごく機嫌が悪くなる。
それでもまだ子供が産まれる前は、モラハラ夫が看病してくれた時がありました。
それは結婚して最初に私が体調不良になった時。
風邪をひいてしまったようで、熱が出て喉が痛くてしんどい。
「今日は休んでていいよ」と言ってくれた。
その言葉に甘えて、ずっと横になっていた。
喉が痛すぎて喋ることも辛い。
水を飲むのさえ激痛で辛い。

モラハラ夫は私に、「水分補給をしっかりしないとダメだよ」とアクエリアスを渡してくれた。
それから、「しっかり食べないと治らないよ」とカレーパンを渡してくれた。
カレーパン!!???
喉が痛いのに??
水を飲むのも辛いって言ってるのに??
揚げ物で刺激物!!
えええぇぇ~!!!
ここはさ、うどんとかゼリーとかじゃないの?????
なんで??
なんで??
なんでカレーパン?????
そう思っていたのですが、こんな夫は世の中に結構いるらしい。
肉を食べれば元気になるだろうと気遣って、ハンバーガーやかつ丼を買ってくる。
それはまだマシな方で、安かったからという理由で食材を買ってきたりする夫もいるようだ。
寝込んでいるのに台所に立って自分で料理をしなければいけないのか……。
そもそも妻に何も用意しないというタイプもいるようで、「俺の分は自分で何とかするよ」って外で食べて帰ってくるけど妻の食事はノータッチ。
妻が体調不良の時は「大丈夫?」って心配してくれたり、何が食べたいか聞いてくれたりする夫っていいなぁ。
でも、きっとそれって当たり前のこと。
普通のこと。
カレーパンをもらった時は驚いたけど、この時が一番マシだった。
子どもが産まれてからの私の体調不良は本当に許せないらしく、休ませてもらえなくて大変でした。