今日は天気がよかったので、娘をベビーカーに乗せて、息子はペダルなし自転車で、お散歩に行きました。
コロナに気を付けなくてはいけないけれど、田舎だから、家の近くをぐるっとお散歩しても誰とも会わない。
たまに畑仕事をしている、どこかのおじいさんやおばあさんを見かけるくらい。
お散歩のコースはだいたい決まっていて、息子と娘が大好きなトンネルがあって坂道があるコースです。
「お母さんから離れすぎないでね」と息子に声をかけると、「わかった!」と言い、一つ先の電柱まで進んでは止まって私を待つ息子。
息子が私を待ってくれるようになるなんて、昔じゃ考えられなかったな。
三歳くらいの時は、全然言うことを聞いてくれなかった。
手を繋いで歩いていないと、どこへ行ってしまうのか分からない。
私の手を振りほどいて道路へ飛び出していってしまいそうで、怖かった。
息子は手を繋ぐことを嫌がって、なんとか脱出しようとしていて、私は手を繋いでいないと危険だからとグッと力を入れて、息子は泣き出して、、、。
そんなこともあったなと思い出して気付いた。
最近、全然息子と手を繋いでいないな。
今は五歳の息子だけど、まだまだ甘えん坊だけど、私が手を繋いで歩くのは二歳の娘で、息子は私の隣を一人で歩いていることが多い。
あれ?
最後に手を繋いで歩いたのっていつだっけ???
息子と手を繋いで歩いた最後の記憶が思い出せない。
まだ五歳だから、きっと、まだ手を繋いで歩く機会はあるはず。
そう思うけど、そうか、子育てって、いつの間にか過ぎ去っていくものも多いんだな。
そう思うとなんだか急に寂しくなって、産まれたてのふにゃふにゃの新生児だった頃の息子に会いたいと思ってしまった。
あの頃は本当に毎日必死に育児をしていて、はやく成長してって思ってた。
自分で食べれるようになってほしい。
自分で歩けるようになってほしい。
自分で着替えるようになってほしい。
自分でトイレに行けるようになってほしい。
一つクリアするごとに、少しずつ子育ては楽になれると思っていたけれど、今はなんだか寂しい。
そう思うのは今が夜で、子ども達が寝静まっているからだろうな。
起きてたら毎日、
「おかあさ~~ん!!」
「ママーーーーっ!!」
って呼ばれて騒がしくて、しみじみと昔を思い出す余裕なんて、とてもじゃないけどないのである。
そう、子ども達は騒がしい。
お散歩だって、子ども達のリクエストでもあったけど、散歩に行ったら疲れて昼寝してくれたらいいな……なんて淡い期待をしていたのに。
寝ない。
息子は五歳だし、保育園でのお昼寝も年長さんだからなくなったけど、娘は二歳なのに?
あれ?二歳ってお昼寝……するよね??
一日中元気で、騒がしくて、兄弟ケンカを一日に20回くらいはやっていると思う。
私は一日に何回大声を張り上げて怒ってしまったのだろう。
怒り疲れた。
それでも今日は、昔どこかで読んだ育児についての言葉を思い出しました。
赤ん坊の時は肌を離すな。
幼児の時は手を離すな。
少年の時は目を離すな。
青年の時は心を離すな。
始めてこの言葉を知った時は、まだ私は10代で、「なんだかいい言葉だなぁ」とぼんやり思っていたけれど、自分が育児をする立場になって、この言葉が身に染みてきます。
明日も明後日も、その先もずっと、私は息子と娘のことが大好きなのです。