モラハラ夫とどうして結婚してしまったのか?
それは元彼が酷かったから。
だから、元彼と比べてしまった時、モラ夫のことが素敵に見えてしまっていました。
今回はデートについて書いていきたいと思います。
元彼とのデートはお金のかからないものばかり
元彼は、「お金がない」とよく口にしていました。
合わせて、母子家庭の苦労もアピールするようになっていきました。
デートはお金のかからないところばかり。
でも、一緒に過ごす時間があれば、公園をぶらぶら、駅前をぶらぶら、それだけでも楽しかったのです。
デートにかかる費用は割り勘?
私は、お互い学生だから、割り勘が当たり前だと思っていました。
割り勘にしようねと言うと、女はご馳走してもらって当然という人が多いけど、そう言ってもらえるのは助かると、私のことを「いい子」だと言っていました。
最初の頃は、割り勘でした。
「○○の店美味しいで」と言ってくる
貧乏デートばかりしていましたが、最初の頃はそれで楽しかったです。
でも、だんだんと、「○○の店、美味しいねん」など、私に言ってくるようになりました。
それらは全てお惣菜屋さんなのですが、食べ歩きしたり、公園で食べたり出来るよとのこと。
「めっちゃおいしいねん」といかに美味しいか語り、どれだけ気に入っているか語ります。
「一緒に食べに行けたらいいのにな~」
「一緒に行きたいわぁ」
「ほんま美味しいから一度食べてみてほしいねん」
等々言ってきます。
じゃあ行こうよと言うと、「オレ、お金ないから、、、」と哀しんでみせます。
この時は全く気付いてなかったのですが、これが元彼の手口でした。
「○○のお店美味しいねんで~」と元彼が言う。
行きたいアピールをするも、「お金がない」を理由に行けないと言う。
数百円のことだから……と、じゃあ私がご馳走するよと言ってしまったのです。
それでも最初の頃は、本当に私にお勧めのお店を教えてくれただけのように感じていました。
でも、だんだんと、
オレと○○へ行きたかったら、お金だしてくれたら行ってあげてもいいけど?というスタンスへと変化していきました。
お金だしてくれたらいけるのにな~という雰囲気をめちゃくちゃ出してきます。
直接はっきりと、「オレの分は出してね」とは言わない。
出すよと言うと、「いや、いいよ」と言いつつも、「行きたかってんけどな~」「本当はめっちゃ行きたいねんけどな~」と言い続けます。
なので私が「一緒に行きたいから私が出すよ」なんて言ってしまっていたのです……。
平等な関係??
デートの度に、数百円といえど私がお金を出す。
数百円のことだから……そう思っても、毎回だと塵も積もれば山となる。
本人は「いやいや、いいよ」と言うけれど、私がお金を出さないと、話が先に進まない。
なんだか立場が平等じゃない。
私が行かないを選択すると、デートそのものがなくなってしまう。
今思えば、完全に元彼に貢いでいた時代でした。
最終的には、「ほれ、出すなら今のうちだぞ」と言い出しました。
「今なら受け取ってあげてもいいけど?」
もうドン引きのセリフです。
こんなことを言われるくらい、私は下に見られていました。
モラ夫とのデートは楽しかった
元彼と比べると、モラ夫とのデートは楽しかったです。
ショッピングしたり、映画館へ行ったりカラオケへ行ったり。
遊園地へ行ったことも、水族館へ行ったこともありました。
デートの費用は割り勘で、端数はモラ夫が出してくれていました。
モラ夫が「○○の店美味しいから、ぜひ食べてみてほしい」とデートに誘ってくれた時は、「オレが食べてみてほしかったから」とモラ夫がご馳走してくれていました。
この時はまだ、結婚後の生活が最悪なものになるなんて想像もしていなかった。
映画館、カラオケ、他にも禁止されたものがたくさんある。
そんな生活が待っていたなんて思ってもいなかったのでした。