モラハラ夫とどうして結婚してしまったのか?
それは、元彼の影響が少なからずありました。
元彼と比べてしまうと、モラ夫が普通の人に見えてしまっていたのです。
今回は指輪について書いていきたいと思います。
指輪をプレゼントされた
元彼は交際開始からしばらくしたら、指輪をプレゼントしてくれました。
その指輪というのが、いつか彼女が出来たらプレゼントしようと思って大事にとっていたという、オモチャの指輪です。
値段にすると、おそらく100円程のもの。
でも大事なのは気持ちなので、嬉しかったです。
デザインがシンプルではない指輪
指輪、毎日つけてほしいと言われました。
それは困る……と思いました。
シンプルなデザインならどんな服にもあうけれど、ちょっと個性的なデザインの指輪は服を選ばなきゃいけない。
それでも、大丈夫だから毎日つけてねと言われたけど、大丈夫かどうかは私が決めたい。
指輪をもらって嬉しかったけど、なんだか強制的な感じがモヤモヤ。
気持ちは嬉しいけど、自分だけ束縛されているような気分……。
指輪をなくしてしまった
私は元々指輪が得意ではないと話した上で、出来るだけ毎日指輪をするようにしていましたが、ある日、指輪をなくしてしまいました。
私は指輪をしたまま手を洗ったりお風呂に入ったり料理をしたりは苦手で、毎回何かするごとに指輪を外していたのですが、どこかのタイミングでなくしてしまったのです。
せっかくもらったものをなくしてしまった。探したけれど、見つからない。
正直に話して謝ったら、許してはもらえたけれど、いつか彼女が出来たらプレゼントしようと思って大事にとっておいた指輪をなくしてしまったことは責められました。
指輪をなくしたその後
それから、ことあるごとに、指輪のことを責められ続けました。
「指輪なくしたもんなー」といつまでたっても言われ続けました。
なくしてしまったのは事実だし、100円払って弁償しますという問題でもない。
大事にしていたものをプレゼントしてもらったのに、なくしてしまったのだから私が悪い……。
そう思っていたけれど、そこまで引きずる??
いつまでたってもネチネチネチネチネチネチネチネチ。
一度謝って許してくれたはずなのに。なんでいつまでたっても事あるごとに話をされて、「ごめんなさい」と言い続けなければいけないのだろう。
ケンカをしても、嫌なことを言われても、「指輪なくしたよね」と引き合いにだすのはおかしくない?
許してくれたんじゃなかったの?と聞けば、
「いや、別にいいけどさ」
「でもな~」
「なくしたんだよなー」
と返ってきて、いつまで言われるんだろうなと思いました。
なくした自分が悪いと思っていたけれど、長期間にわたって責められるほどのことなの?とモヤモヤ。
それでも、母子家庭でお金がないから、指輪を買うお金だってない。
そんな中、いつか彼女が出来たら……と大事にとっておいた指輪。
そんな指輪をなくしてしまったんだから、ここまでしつこく責められるのは、それだけ思い入れのある指輪だったということで、そこまでしつこく怒らなくても……と思う自分が間違っていると思いました。
言われるたびにイライラしたりモヤモヤしたけど、自分が悪かったのだと、イライラする自分が間違っていると思っていました。
でも、今思えば、とてもニヤニヤしていた元彼。
哀しそうに言って見せたかと思えば、ニヤニヤしていた。
私を責めることを楽しんでいた。
私をいじめる口実として、指輪の話はちょうどよかった。
モラ夫と買ったペアリング
モラ夫とは、交際開始からしばらくして、ペアリングを買いに行きました。
モラ夫が買いたいと言い出したからです。
シンプルなデザインのものを選んだので、合わせる服に困らない。
毎日じゃなくて、デートの時だけ指輪をすればOKというのも楽で助かる。
お揃いというのが嬉しくもあって、楽しかったです。
元彼との指輪を思い出し、なくした自分が悪かったとはいえ、何度も「指輪なくしたもんなー」と言われたことを思い出し、あの時は我慢していたけど、ずっと言われるの嫌だったなと思いだしました。
嫌な思い出をモラ夫が塗り替えてくれたように感じていました。
まさか元彼と付き合っていた時よりも、もっと嫌な思いをするなんて、この時はまだ気付いていなかったのでした。