昨日はおままごとをしていた息子が突然、
「ハムスター作ったるわな」と言い出して、オモチャのネジをフライパンに投入してジュウジュウ炒めだしました。
これは、ハムスターを炒める残酷な料理を作っているのか、それとも料理をすることでハムスターという生き物が誕生するのか見守っていたのですが、完成したのはハムサラダでした。
なんか、もう色々間違っている。
息子はおままごとが大好きで、なんやかんやと作ってくれます。
今日は空味のアイスとやらを作ってくれて、なんだか夢のあるアイスだなぁと思いました。
渡されたのはオモチャのネジです。
オモチャのネジは万能食材として活用されております。
そんな息子ですが、最近「なんでなの?」って聞くことが増えてきて、答えに困ることが出てきました。
息子がまだ二歳くらいの時は、「これ何?」って質問が多かったんです。
「これ何?」って聞かれる度に、「これはアンパンマンだよ」って何十回言ったか覚えていないくらい答えはアンパンマンだった。
もう、ずっとアンパンマン。ずっと同じことの繰り返し。
でも、即答できました。どこからどう見ても答えはアンパンマンだから。
四歳の今、質問の難易度が上がってきていて、即答できなくなってきました……。
お風呂に入ると水位が上がるのは何故?
ボトルの中は液体なのに、プッシュしたら泡が出てくるのは何故?
手のひらに懐中電灯の光を当てたら、手が赤くなるのは何故?
滑り台をボールは速く滑るのに人間は遅いのは何故?
高いところからボールを転がすと勢いがつくのは何故?
息子の質問が何だか学校の授業で勉強するような内容になってきました。
何となく自分がふわっと分かったつもりになっていることって世の中に多くあるなと実感します。
「なんでやろうな~」と言いながら時間を稼ぎ、明確に答えることが出来ないものは宿題にさせてもらっています。
もっとこう「どうして空は青いの?」みたいな質問を予想してたのに。
空の青さも即答できませんが……。
そんな息子の質問ですが、最近一番ドキリとした質問があります。
「どうしてお父さんはゲームばっかりやってたんだろうねぇ?」
「ゲームってそんなに面白いのかなぁ?」
と、突然息子が言い出したんです。
「僕が声かけても、お父さん来なかったねぇ」
と息子が言っていて、本当にこれは哀しい事実です。
息子が声をかけても夫はゲームを優先していたんですよね。
息子はそのことをちゃんと覚えていて、哀しい思い出として残っている。
「僕とお母さんは哀しかったなぁ」と私の顔を覗き込むように息子が言ったんですけど、私を気遣うような言い方で、息子も少し切なそうで、夫は自分のしてきたことを後悔するといいなと思いました。
その後息子は
「お父さん、悪いなぁ」と言ってくれ、
「お父さん、わっる~!!」と言ってくれました。
私が何か息子に吹き込んだわけでなく、息子が自発的に言ってくれました。
やっぱり息子の目からみても夫は家族よりゲームを優先させてたわけだ。
夫が悪いのは事実だし、庇いようがないことだし、庇ってあげる必要もないので息子に同意しておきました。
一応息子にとっては父親なので、夫のしてきたことは息子には話さないようにしてるんです。
でも息子が自分で気付いた部分は肯定していこうと思います。