モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

弁護士の先生に依頼した話

スポンサーリンク

今日は弁護士の先生に依頼した時の話を、掘り下げて書いていきます。

 

面談で弁護士の先生に依頼した方がいいと言われた時、どっちの県で先生を探せばいいのかわかりませんでした。

今住んでいる県なのか、実家がある県なのか。

これは、相談員の方と相談して、今住んでいる県で先生に依頼してから別居することにしました。

調停は夫が住んでいる所を管轄している裁判所で行われるそうで、実家がある県で先生に依頼すると、調停がある度に出張費がかかってしまうためです。

金銭面で考えると、夫がいる土地で先生に依頼した方が負担は少なくなります。

 

電話で相談の予約をとれば、DV相談支援センターにも予約をとったことを報告します。

そこで、同行支援を受けるかどうか聞かれました。

何のことかさっぱりわかっていなかったんですが、一人で事務所に行くのは緊張するだろうからと、支援者の方が一緒に行ってくれる制度のようです。

私がうまく説明できないことなどはフォローしていただけ、娘がぐずれば抱っこしたりあやしたりしてくださるそうです。

弁護士の先生に依頼するなんて初めてのことなので、一人でうまく相談できるか自信がありません。同行支援をお願いしました。

 

当日、待ち合わせ場所にいたのは年配の女性で、とても優しい方でした。

一緒に事務所へ行き、弁護士の先生にモラハラ夫と離婚したいことを話しました。

私がメインで話し、支援者の方に補足していただくような感じで話が進みました。

先生に依頼した後は、法テラスを利用するために必要な書類を集めるよう言われました。

法テラスは、弁護士費用の立替え等を行ってくれます。着手金や実費などを立て替えてもらい、その後、分割で法テラスに返済していきます。

 

法テラスの契約に必要な書類は、住民票、私の非課税証明書、戸籍です。

住民票と非課税証明書は、その日の帰りに市役所に行って手に入れることが出来ました。

それも、支援者の方が一緒に市役所まで行ってくださって、窓口を案内してくださったので、迷子にならずにすみました。

さらに支援者の方はDV相談支援センターへ行き、今日の報告と次回の面談を予約するところまで付き合ってくださいました。

一人じゃこんなにスムーズに動けないだろうなと思ったので、同行支援をお願いしてよかったです。

行き帰りの道中はモラハラについて話し、やっぱり私の夫はモラハラ夫なのだということを再確認しました。

 

書類を集めるように言われたその日に、住民票と非課税証明書を手に入れることは出来たけど、戸籍はまだです。

戸籍は本籍のある自治体の役所まで取りに行かなきゃいけないのですが、私の場合、電車に乗って移動する必要があったので、ちょっと面倒でした。

郵送でも手続きは出来るようなのですが、時間がかかること、夫にバレるリスクを考え、翌日に娘をベビーカーに乗せ、電車に乗って戸籍をとりに行ってきました。

無事に戸籍がとれたら、そのまま帰りに事務所に行き、全ての書類を提出しました。

その時、たまたま先生がいて、先生と離婚に向けて話すことが出来ました。

 

先生に書類を渡し、様々な手続きをする中で、この一年で特に酷いなと思ったエピソードを聞かれました。

申立書を作るのに必要だからです。

この時、私、パッと思いつかなかったんです。

この一年は夫のモラハラが悪化して、子ども達にも悪影響だったのに、まだマシな一年だったと言うか、平和な一年だったような気さえしていました。

まだ完全に洗脳が解けていないんですよね。

感覚が麻痺しすぎていて、具体的なエピソードが出てこない。

モラハラだと自分が認識していないから、酷いと認識出来ていないこともある。

絶対に何かあったはずなのに、思い出せない……。

そうなんです。モラハラを受けてても、すべてのエピソードを覚えていられない。

忘れることで自分を守ってきたような気がします。

一番酷いエピソードが思い出せなくて、わからなくて、最近のモラハラエピソードをいくつか話しました。

先生から色々質問され、その時に、これもモラハラだったのかと気付くこともあり、本当に、自分のことなのに、モラハラの被害に合ってると気付いてなかったんだなと驚きました。

先生はとても熱い方で、夫の酷さを認めてくださりました。

 

私、モラハラを受けて離婚だなんて、遠い世界のことのように感じていました。

自分の人生の中で、弁護士の先生に依頼するなんて経験、するとは思ってもいませんでした。

自分はそこまで行動力はない人間だと思っていたので、離婚へ向けて動き出した時、ずっと自分自身へ驚き続けていました。

私はそんなこと出来るような人間じゃないと、ずっと思っていたからです。

 

まず私、電話で問い合わせをするのが、ものすごく苦手なんです。

いつもどこかへ電話をかけなきゃいけない時は、事前にメモを用意し、話さなきゃいけないことをまとめ、自分の気持ちを落ち着けてからでないと出来ません。

弁護士の先生に依頼するだなんて、自分にとってはとんでもなく高いハードルのように感じていました。

でも依頼出来ました。

逆に考えます。

行動力のない私が、こんなにも行動を起こすなんて、私はよっぽど離婚したいんだなと。

モラハラを受け続けたせいか、自分自身の感情に鈍感になっているような気がします。

でも、夫に押さえつけられていた本当の自分が、少しずつ息をしているような気がします。