モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

離婚を決意したら夫のことが大嫌いになった

スポンサーリンク

今日は離婚を決意した後の自分の気持ちの話です。

 

今でこそ、何が何でも絶対に離婚する!と強く思っているのですが、最初はそうじゃなかったんです。

離婚を決意したことが自分でも信じられなくて、これが現実なのかどうかわからないような感じでした。

本当に?本当の本当に離婚するの?本当に?

何度も自分の出した結論に自分で驚いていたのです。

本当に信じられない。

そんな思いがずっとあり、心臓がバクバクしていました。

そして、何だかこれから怖いことが起こりそうな気がして、身体が震えたのです。

このことを面談で話したのですが、

「それは、今まであなたが夫に押さえつけられていたからだと思います」

「夫に上からぎゅーっと押さえつけられていて、今、初めて立ち向かうんですよ」

そうか、これから私は夫に立ち向かうのか。

絶対に負けられないな。

絶対に夫に負けたくない。

これ以上、私の人生を踏みにじられてたまるか。

離婚への気持ちは、毎日どんどん大きくなりました。

それと同時に、夫と一緒に暮らしていくことはもう不可能なのだと体感しました。

 

まず、恐怖です。

認めたくないですが、夫のことを怖いと思いました。

何を考えているかわからない、何をしでかすかわからない人に見えたのです。

まるで犯罪者と住んでいるような気がしていました。

猛獣の檻の中にいるような感覚もあります。

離婚のことがバレたら、どんな目に合わされるかわからないという恐怖もありました。

今まで夫に対して、こんなに恐怖を感じたことはありません。

離婚を意識しだしてから、モラハラの洗脳が解け出してから、夫がとても異常な人物に見えたのです。

人間の皮を被った人以外の生き物。

同じ空間にいることが耐えがたく、よく今まで一緒に生活していたなと自分自身にも驚きました。

魔法が解けたみたいです。

ずっと夫のことを人間だと思い込もうとしていたけど、そうじゃなかった。

一刻も早く離婚するべきなのだと悟りました。

ここは危険だと、早く別居しなきゃいけないんだと思いました。

 

その後、離婚への決意が大きくなるにつれ、今度は嫌悪感が激しく出てきました。

恐怖はバレたらどうしようという不安があるだけに留まり、嫌悪感がとんでもなく急上昇したのです。

顔を見たくない、声を聞きたくない、会話なんてしたくない、夫にご飯を作りたくない、夫の服を洗濯したくない、後ろ姿が視界に入るのも嫌、すれ違う時にほんの少し手や肩が当たるのも気持ち悪い。顔も気持ち悪い。

もう存在自体が嫌なのです。

よくこんな醜悪な生き物と同居なんて出来ていたなと、本当にびっくりしました。

夫は何も変わっていません。

私の見方が変わっただけなのです。

 

本当はずっと前から、夫のことが大嫌いだったんですね。

大嫌いだと思っていたんですが、本当に大嫌いだとは思っていませんでした。

モラハラされる度に大嫌いだと思っていました。

でも、私が夫のことを大嫌いと思うことも当たり前すぎて、自分の気持ちに気付いていませんでした。

私、本当に、夫のことが、大嫌いだったんです。

知らなかった。

 

夫のことを大嫌いになってしまうと、今以上に結婚生活が苦痛になってしまう。

嫌いな人間と一生一緒に過ごさなきゃいけないなんて耐えられないでしょう。

でもきっと離婚は出来ない。

だから、

大嫌いだけど、大嫌いになっちゃいけないんだ。

そうやって、自分自身を洗脳していたのかなと思います。

愛情なんてとっくの昔に枯渇していたのに、それでも何とか必死にぎりぎりのところを死守しようとしていたんだろうなと思います。

夫のことを嫌いだと思ってしまえば、今以上に自分が苦しくなるから。

もう、自分でびっくりです。

でも、離婚を決意したから、真実が目の前に現れたのです。

夫のことを普通の人間だと思っていた。

でも違った。

魔法が解けて目の前にいる夫を見た時、

なんやこのクソ野郎は

と思いました。言葉が悪くてすみません。

でも本当にそう思ったんです。

 

離婚を決意してからもモラハラはあったのですが、モラハラがあった時は嬉しくなりました。離婚を決意したことは間違っていないのだと確信が持てたからです。

モラハラを受けた時、今までなら聞き流していたところを、反論したことがあります。

だって、夫がおかしいってわかったから。

私は知らず知らず夫を怒らせないよう行動するようにコントロールされてしまっていたのですが、戦ってしまったのです。

夫からすれば面白くないでしょう。

今まで反抗的でなかった私から反論されるのですから。

でも、夫の言い分はあまりにもおかしいと思えたので言い返したい気持ちがありました。

それに、本当にモラハラはもう治らないのか、知りたい気持ちもあったように思います。

夫の言ってることはおかしいことを伝えたのですが、やはり会話になりません。

結果は、

とんでもなく激しくぶち切れ、凄まじい怒りで私を攻撃的に罵ってきました。

今までも酷いなと思っていたけど、本当にここまで荒れ狂うんだなと思いました。

夫にとって私は下の身分の人間なのです。

自分より位の低い者に反抗的な態度をとられたことが許せなかったんでしょう。

きっと言い返さないほうが賢明だと思います。

夫にどんな危害を加えられるかわからないから。

でも、つい言い返してしまったんです。

もちろんきつく怒鳴ったりするのではなく、私が思う限りの普通の言い方です。

いつもなら言い返さない。

言い返したとしても、粘らない。

でも、いつもよりも、諦めないで会話したんです。

本当に救いようがないことがわかったのでよかったです。

 

口論していて、不思議に思いました。

本当に、昔はこうじゃなかった。

ここまで酷くなかった。

どこから、こんなにも、夫と私の力関係の差は広がっていったんでしょう。

例えるなら、結婚当初は1と2くらいの差があったのが、今は1と1000くらい空いているように感じます。

そして夫はそれが正しいと信じている。

自分の方が位が上だと。

自分が上の立場なのだから、私を虐げてもいいのだと。

どこまで夫本人が理解してやっているのか分かりません。

モラハラは自覚なしに行われますから。

 

別居した今も思います。

なんであんな奴隷のような生活を当たり前のものとして受け入れていたんだろう。

夫の機嫌次第で怒鳴られたり無視されたりするのって、普通じゃないんですよね。

別居した今、本当に、自分の置かれている環境を理解していなかったなと、つくづく思います。

思い返せば、あれもモラハラ、これもモラハラ、それもモラハラ、夫はモラハラ、義父もモラハラモラハラ一家のモラハラモラハラモラハラモラハラパラダイスと、何だかモラハラの歌が出来てしまいそうです。

本当に、別居出来てよかった。