モラハラ夫と離婚しました!シングルマザーどんぐり子の日常

モラハラ夫と離婚しました。新しい人生を歩んでいきたい。

モラハラ夫と離婚したい

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ブログを始めようと思った時、何から書けばいいのか悩んだのですが、まずは私が夫から受けたモラハラを書き記していこうと思います。

 

モラハラはDVの一つで、精神的暴力なんですね。

夫が私にしていたことは、常に私を見下し暴言を吐くことでした。

私、自分でも不思議なくらい、夫のモラハラを当たり前のように受け続けていました。

交際期間を含めれば10年以上。

何故それだけの期間モラハラを受け続けていたのかと言うと、私が、

自分自身がモラハラの被害者だと気付いていなかったからでした。

 

交際当初はモラハラはなかったのですが、付き合いを続けていくうちに何だかモヤモヤするな……と思うことが出てきました。しかし、それらは考え方の違いや価値観の違いだと思い、モラハラだとは認識していませんでした。(当時はモラハラという言葉も知らなかったのです)

結婚してから、夫は急に高圧的になりました。それまでも上から目線なことはあったのですが、エスカレートした感じです。その後、妊娠や出産の度にどんどん悪化していきました。

それも気付いたのは最近のことで、モラハラを受け続けていた私は、夫が嫌なことをするのが当たり前になっていたので、当たり前のようにモラハラを受け続け、モラハラを我慢するのが当たり前の生活をおくっていたのです。

 

夫は基本的に家事育児を全くせず、自分の趣味を優先させていました。

夫の趣味はゲームをすること、アニメを観ること、漫画を読むことです。

休日は一人でゲームセンターまで遊びに行ったり、部屋にこもってゲームを8時間以上していた日も少なくありません。

私が妊娠中つわりで苦しんでいても、産後の育児が大変でも夫には関係ありませんでした。

「金を稼いできている俺が一番偉いんだよ」と言い、専業主婦を見下していました。(夫と結婚するために仕事をやめて夫の暮らす土地まで引っ越してくるよう夫に言われたのですが……)

夫の両親は近くに住んでいるので、平日は毎日育児の手伝いに来てくれていたのですが、育児のやり方で衝突することが多く、その度に夫は親の味方をしていました。

義両親ともめることは夫婦喧嘩に繋がりました。

また、夫は子どもが泣けば「うるさい」と言い、「はやく何とかしてくれよ」と私に言い、「こっちは仕事で疲れてんだよ!」と怒鳴り散らしていました。

そしてストレス発散の為と言い、私や子どもを無視してゲームをし続けるのです。

私がやめてほしいと言う度に喧嘩になりました。

夫とは何度も夫婦喧嘩をし、何度も夫の言動がおかしいことを訴え続けたのですが、その度に暴力的な言動をとられ、だんだんと自分の感覚が麻痺していきました。

自分の思い通りにならないことがあると物に八つ当たりしたり、無視やため息で不機嫌をアピール。自分は家事も育児もしないのに、私が出来なかったことがあれば責めてきます。

また、夫は自分の方が被害者であるかのように振る舞っていました。

「俺を怒らせるのが悪い」

「どんぐり子ちゃんは自分のことしか考えてないよね」

「俺に配慮していない」

「俺の気持ちをないがしろにしてる」

「俺の方が立場が上なんだよ?」

「俺は心配して言ってるんだよ」

「これ以上俺を失望させないでくれよ」

等々他にも色々あるのですが、夫の態度は一貫して、「俺にこんな行動をとらせるどんぐり子ちゃんが悪い」というものでした。

何度も夫がおかしいことを訴えました。本気で怒ったこともあれば、泣きながら説明した時もあります。自分に問題があるのかと考え、家事を今まで以上に頑張ったり、夫の好物を作ったりもしました。夫の趣味に歩み寄った時も、夫のいいところを思い出して感謝を伝えた時も、自分の気持ちを手紙に書いた時もあります。

何とかして夫に自分を認めてほしくて、見下すことをやめてほしくて、仲のいい夫婦になりたくて、あの手この手で頑張ってきたんです。

でもダメでした。

夫にはずっとずっと、「何でも気にする弱い性格を何とかしてよね」と言われ続けていました。「俺に何か言われたって、気にしなきゃいいだけだろ」と夫は言い、私を見下す発言をやめてはくれませんでした。

「冗談も通じねえのかよ!」と何度も何度も私にキレていました。

私がどんな対応をしても、必ず悪いのは私にされてしまうのです。

 

人を変えるにはまず自分から……。

夫婦は似た者同士って言うから、私にも悪いところがあるのかも……。

不満を言うのではなく、まず感謝していることを伝えよう……。

せっかく縁があって夫婦になったのだから、仲良く暮らしたい……。

夫とどうやって付き合えばいい?どうすれば分かってもらえる……?

解決しない問題を何年も悩み続けていました。

酷いことを言われて傷つくような弱い心をしているのが悪いという理屈で、夫は私に暴言を吐くことをやめてはくれませんでした。

「嫌なら聞き流せばいいだけだろ」

「なんで聞き流せないんだよ!」

「いい加減慣れてくれよ!」

と、言い続け、私が怒ったり泣いたりすれば、

「めんどくさい」

「うっとおしい」

「泣くのは卑怯」

と責め立てました。

夫の暴言がどれだけ酷いか説明しても、

「俺そんなこと言った?」

「記憶にないわ(笑)」

「記憶障害なんじゃない?」

「話を捏造しないでよね」

「過去の話を持ち出すな」

と言い、会話になりません。

最終的には何を言っても、

「わかった。俺が記憶障害なんだろ?はいはい、俺が病気ってことでいいだろ?」と無理やり会話を終了させられてしまいます。

何度も話し合うことの必要性を訴えましたが、夫はずっと拒否し続けていました。

私が夫のことを否定することしか言わないから話し合う意味がないそうです。

また、「俺はすごく我慢してるんだよ」と言い、私に対する不満をほのめかすのですが、不満の内容は「言ったって改善されないから」という理由で教えてはくれませんでした。

 

ずっとずっと夫はおかしいと思い、何度も何度も自分の気持ちをぶつけて戦ってきたのですが、独り相撲というか、空回りというか、夫婦仲をよくするために本やネットであれこれ調べて実践するも全て撃沈。

そんな日々が何年も続き、徐々に私は自己肯定感が低下していきました。

自分の趣味、好きな食べ物、やりたいこと、頑張っていること、行きたい場所、好きな漫画、家事、育児、考え方、生き方、性格……何から何まで夫に否定され続けていたので、すっかり自分は人より劣っているダメな人間なんだと思い込まされていました。

 

どうして私は夫の暴言に傷付いてしまうんだろう。

どうして夫の暴言に慣れることが出来ないんだろう。

と、自分を責めていた時期もありました。

腹立たしいことですが、夫の巧妙なモラハラの手口に気付かずに、自分がダメな人間だから夫がモラハラをするのだと思い込まされていたのです。

自分がダメなのではなく夫がおかしいという思いもあったのですが、結婚前に夫の本性を見抜けなかったので自己責任なのでは?夫がおかしいけど、この程度のことを我慢できない私が自分勝手なのでは?と、徐々に徐々に、自分にも問題があると思い込まされていったのです。

 

自分でも気付かないうちにモラハラは悪化し続け、いつの間にか、まるで奴隷のような生活を送っていることに、今頃になって気付きました。

家の中には夫が設けた様々なルールがあり、それを破ってしまうと夫は激しく怒り狂うのです。

何が地雷なのか分からないことも多く、突然大声で怒鳴りだしたり、物を壊したり、無視が始まったりします。

全ては夫の機嫌次第なのです。

 子どもの前でも関係ありません。子どもには「お母さんよりもお父さんの方が偉いんだよ」と説明していました。

子どもの前でも私を見下し、「お母さんのことは気にしなくていいから」と教えていました。

夫は毎日のように私が嫌がることをやってみせ、私の反応を楽しんでいました。

いじめと同じだなと、今頃気付きました。

私がやめてほしいと言えば、「冗談に決まってるだろ!」と激しく怒り狂い、夫の言動を不快に思う私がおかしいと何度も説明されるのです。

常に、被害者は夫なのです。

夫の言動を受け入れることが出来ない私が加害者なのです。

夫に配慮することが出来ない私が悪いのです。

おかしい、おかしいと思い続け、違う、違うと思い続け、頭が狂いそうでした。

あまりにも夫と会話が成立しなくて、夫の理屈が理解できなくて、ずっとずっと私の性格を直すように言われ続け、戦うことに徐々に疲れ、感覚が麻痺していきました。

 

この一年間は本当に感覚が麻痺していて、夫のモラハラを当然のように受け止めていました。夫はモラハラをする生き物なのだと思って過ごしていたのです。

夫が私を見下すのは当たり前なのです。息をするようにモラハラをするのです。

夫といる時間は楽しくないのが当たり前でした。

夫が出張でいない日や、帰りが遅い日は気が楽でした。

 

漠然と自分の人生に不安は感じていました。

まるで生きているけど死んでいるような感覚があったのです。

夫と一緒に暮らしている限り、本当の幸せを手に入れることが出来ないと頭のどこかで理解していました。

この結婚生活には自由がない。

全て夫に支配された生活で、偽りの平和を保つために我慢し続け、自分を殺し続けている。

夫に押さえつけられ、夫の許可した範囲内でしか生きることが出来ない生活。

会社員の夫に専業主婦の私。そして子どもが二人。

見た目だけは普通の家族。でも、実際は夫の支配する牢獄暮らしのようなもの。

このままでは嫌だなと思いつつ、考えることを放棄していたんだと思います。

離婚したいなと思いながら、それは出来ないと思い込み、辛いという感情を押し込んで、目の前にある毎日を生きていました。

 

でも、離婚を決意し、別居することが出来ました。

夫がいない生活って、なんて素晴らしいんでしょう。

まだ仕事探しに保育園のこと、他にも色々やらなきゃいけないことはあるのですが、夫がいないというだけで、力が湧いてくるようです。

夫がいなければ、何だって出来そう!

自分の人生の為に、頑張っていいんだと思える日々を過ごせています。